天童市にある三和油脂の米油を使った米粉のスナック菓子「山形チップス」の発売が、山形新聞の経済面で紹介されました。
農事組合法人りぞねっと(真室川町)は県産「はえぬき」の米粉を原料にした「山形チップス」を開発した。県内企業が製造販売で協力した“オール山形”によるスナック菓子で、米粉の付加価値を高め、消費拡大につなげたい考えだ。
りぞねっとが米粉を生地に加工。それを蔵王米菓(村山市)が三和油脂(天童市)の米油を用いて菓子に仕上げる。二段製粉方式による良質な米粉のため、サクサクとした軽い食感が特長。原料は90%が県産米粉で、北海道ジャガイモでんぷんが10%。酸化を防ぐ製造技術などを駆使し賞味期限を8ヶ月とした。
トータルデザインは吉野敏光充デザイン事務所(新庄市)、パッケージは池内熊治商店(山形市)がそれぞれ手掛けた。
関係者が4日に県庁で記者会見して発表。りぞねっとの斎藤隆幸代表理事らは「1袋でおにぎり1.5個分に相当する米の量。腹持ちは抜群」「小麦粉の代替ではなく、米のうま味を引き出した商品。米粉に対する理解が深まるきっかけになれば」と話した。
「うま塩味」「コンソメ味」の2種類。ヤマザワ各店で1袋148円で先行販売し、3月からは販路を拡大していく考え。
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