天童市がJR東日本に設置を要望していた新駅について、このたび天童市とJR東日本の間で話がまとまりました。10月4日には、山本信治(やまもと・しんじ)が西野史尚(にしの・ふみひさ)JR仙台支社長を訪問し、新駅整備に係る基本協定書を取り交わしました。
今後、JRでは新駅整備に係る実施設計を平成26年3月までに完了し、準備ができ次第、国土交通省に新駅設置の認可申請を行います。そして、国からの認可が下り次第、JRが新駅の整備に着手し、1年以内に工事が完了する見込みです。
河北新報:JR奥羽線 NDスタ近郊に新駅 天童市請願 移転議論に影響か
山形新聞:天童に奥羽本線新駅 JR東決定 民営化後初 モンテ本拠地近く
読売新聞:天童にJR新駅 芳賀地区 モンテ本拠近く
毎日新聞:天童に奥羽線新駅 JRと整備協定 市が費用6億円
朝日新聞:天童市内にJR新駅 時期未定 イオン出店地そば
天童市は4日、同市芳賀地区の奥羽線高擶(たかたま)−天童間に新駅を設置することでJR東日本と合意し、基本協定を締結した。新駅の予定地はサッカーJ2山形の本拠地、NDソフトスタジアム山形から約1キロの距離。観客の利便性は飛躍的向上することになり、山形市への本拠地移転を含む新スタジアム建設議論にも大きな影響を与えそうだ。
山本信治天童市長が4日午前、仙台市青葉区のJR東日本仙台支社を訪れ、西野史尚仙台支社長と協定書を交わした。
協定によると、単線の高擶−天童間3.4キロに片側ホームの無人駅を設置する。建設費約6億円は全額を市が負担し、駅前広場も市が整備する。
JRが来年3月あmでに実施設計をまとめ、国土交通省に認可を申請する計画。認可され次第、着工する。工事期間は1年以内とみられ、早ければ2014年度内に完成する可能性がある。
予定地の芳賀地区は市南部に位置し、土地区画整理事業に伴い、住宅開発が進む。大型商業施設の出店が決まっており、人口が増加している。新駅は自治体が整備費を負担する「請願駅」で、JRは半径1キロの約1万2000人が利用すると見込む。
J2山形の新スタジアムは、来期からチームを運営する株式会社モンテディオ山形が、年内に構想をまとめる方針。新スタジアムをめぐっては、市川昭男山形市長がことし2月、本拠地誘致を視野に建設構想を表明し、天童市が反発している。
山本天童市長は4日、市役所で記者会見し「新駅とスタジアムは徒歩10分の距離。(新スタジアムをどこに建設するかの)有力な判断材料になると期待している」と語った。
天童市がJR東日本に要望してきた奥羽本線・天童−高擶間への新駅開設について、JR東日本は4日、設置を決定した。県内でJRの新駅設置は1966(昭和41)年以来、87年の民営化後は初。同市は、新都市開発の中で新駅計画を打ち出したが、サッカーJ2・モンテディオ山形のホームスタジアムであるNDソフトスタジアム山形まで徒歩約10分とアクセスが良く、ホーム存続に向けアピール材料にしたい考え。
山本信治天童市長が同日、仙台市のJR東日本仙台支社で設置協定を結び、その後、市役所で記者会見した。
新駅は同市南部の芳賀土地区画整理事業地に隣接し、旧国道13号と芳賀地区を結ぶアンダーパスの北側に位置。無人駅で普通列車のみ停車予定。ホーム、駅舎建設費は約6億円を見込み、全額を市が負担する。
開設時期は未定だが2013年度中に実施設計をまとめ、その後JR東日本が国土交通省に認可申請する。工期は1年程度。市は芳賀地区の開発が完了する16年度までの開設を期待する。
新駅開設に関し、市は10年から要望をしてきた。駅正面は線路西側で、市が周辺約4000平方メートルに駅前広場を整備する計画。
予定地は芳賀地区に来春オープンするイオンモール天童までは約200メートル。山本市長は会見で、駅利用圏内の想定人口は約1万2000人とし「イオン関連で1000人規模の新規雇用が見込まれ、利用者数など採算面も考慮してJRが設置を了承した」と説明。モンテのホームスタジアム問題に関しては、新駅からNDソフトスタジアム山形がある県総合運動公園までは約900メートルと近いことを強調し、「(用地選定の)判断材料になるだろう」と述べた。
県内でJR新駅設置は66年9月の陸羽西線羽前前波駅(新庄市)以来となる。
天童市は4日、市内を走るJR奥羽線の天童−高擶駅間に、新駅を建設することが決定したと発表した。JR山形支店によると、県内にJRの駅が新設されるのは国鉄民営化後、初めて。建設地に近い芳賀地区では現在、大規模な開発が進められており、市は「街の活性化に弾みがつく」と期待している。
市は2010年から、同地区への新駅建設をJR側に要望していた。この日は、山本信治市長が仙台市のJR東日本仙台支社を訪れ、同社と新駅整備事業に関する協定を締結し、正式に建設が決まった。
新駅は、天童駅から南に2.1キロ、高擶駅から北に1.3キロの地点。片側1面ホーム(長さ130メートル)の無人駅で6両編成まで停車できる。駅名は未定。駅舎建設費など推定約6億円の費用は、市が全額負担する。今年度末に設計を終え、JR東日本が国土交通省へ申請、同省の認可を受けて建設が始まる。運用開始は数年後になる見通し。
新駅の近くでは、最大1300世帯、4000人の居住を見込む大型宅地開発が進んでいる。駅の北西側には来年春、大型商業施設「イオンモール天童(仮称)」が開店する予定。駅西側には約4000平方メートルの広場も整備され、近隣住民のほか、市内外の買い物客や通勤客らの利便性は大きく向上しそうだ。
市によると、サッカーJ2・モンテディオ山形のホームスタジアム「NDソフトスタジアム山形」がある県総合運動公園は、新駅から徒歩11分の距離で、現在の最寄り駅の高擶駅を利用するよりも16分短縮できるという。
山本市長は記者会見で「少子高齢化社会での公共交通の確保や、雇用増加が見込まれる中での新駅建設は、非常に大きな意義がある」と強調。モンテディオの本拠地移転論議が出ていることについても、「スタジアムへの交通の便が良くなり、お客さんに満足してもらえるようになる」と述べた。
天童市は4日、天童市芳賀地区のJR奥羽線に新しい駅を整備する基本協定をJR東日本仙台支社と締結した。実現すれば、県内で約50年ぶりに国鉄・JRの新駅ができることになる。
新しい駅は無人で普通列車が停車する。整備予定地は指導松城芳賀線のアンダーパス北側で、天童駅から2キロ南、高擶駅の約1.3キロ北に位置する。
整備費用は、駅舎建設や案内板の設置、システム修正費など計約6億円。新駅は自治体側がJRに建設を要望する「請願駅」のため、天童市が整備費用を全額負担する。駅舎前には約4000平方メートルの駅前広場も整備する。
天童市によると、新駅予定地の周辺住民は約8000人。開発中の芳賀ニュータウンには約4000人が新たに住む計画だ。近くには来春、ショッピングセンターの「イオンモール」が開店する予定のため、モールの買い物客や付近の事業所の従業員の利用も見込まれる。
来年3月までに完了する見込みの実施設計の結果を受け、JRが国土交通省に新駅設置の認可申請を行う。認可が下り次第、建設にとりかかる。天童市は2010年8月に新駅設置をJRに正式要望していた。
JR東日本山形支店によると、県内で国鉄・JRの駅が新設されたのは、1966年9月に開業した陸羽西線の羽前前波(うぜんせんなみ)駅が最後。92年に開業した山形新幹線が停車するさくらんぼ東根駅(東根市)は蟹沢駅を改称したもの。
新駅がdけいれば、サッカーJ2モンテディオ山形の応援など県総合運動公園を利用する人たちの利便性も高まると期待されている。
新駅から同公園中央口までは0.9キロで徒歩11分ほど。現在最寄りの高擶駅からは同公園南口まで2.2キロあり、徒歩で27分かかる。
天童市は4日、同市南部の芳賀地区に新駅を建設することでJR東日本と基本協定を締結した、と発表した。新駅はJR奥羽線の高擶駅と天童駅の間で、来春オープン予定の大型商業施設「イオンモール」からも約200メートルの距離という。
都市計画課によると、新駅はJRが整備し、約6億円の費用は天童市が負担する。無人駅の予定で、駅前には天童市が広場を整備するという。
NDスタのある県総合運動公園の中央口まで約900メートルの距離で、最寄り駅となる。完成の時期は未定。同課は「芳賀地区の開発で多くの人の利用が見込まれる。天童のまちづくりに欠かせない公共施設になる」としている。
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