日本共産党天童市委員会が発行している「天童民報」によると、天童市がJR東日本に設置を要望している新駅について、9月18日に市議会に対して進捗状況が説明されました。
平成22年8月に天童市長がJR東日本仙台支社に新駅設置の要望書を提出してから、これまで調査が続けられてきました。現在は、JR内部で設置について検討が続けられているものの、「順調に進んでいる」との説明がありました。
18日に経済建設常任委員会が所管事務調査を行いました。
奥羽本線高擶・天童間新駅設置について、平成23年度850万円、平成24年度1600万円、平成25年度2500万円の予算を計上しています。その進捗状況について説明がありました。
新駅設置のための調査等は東日本旅客鉄道株式会社東北工事事務所に委託しています。
平成23年度は新駅設置基本計画調査を委託し、平成24年3月に報告書が出ています。630万円の決算となっています。
概算工事費として約2億2300万円。このほかに開業設備費として1億5000万〜2億円が請願者負担(天童市)となると出ていました。
平成24年度予算は新駅設置基本調査設計を委託し、平成25年度に繰り越して、今年7月に、土木・建築・地質・電気の4項目を調査し771万8000円で報告書が出ています。
概算工事費は人件費、資材費等の高騰により、総工事費で約3億300万円、開業設備費として1億5000万〜2億円となっていると説明がありました。
設置についてはJR内部で協議中で、順調に進んでいるとの話がありました。
委員からは「駅前の交通広場の面積が2000m2から4000m2と倍になっているが、区画整理組合の協力得られるのか」「土地取得、広場の造成、トイレや駐輪場の整備費用は全部市の負担か」「広場の維持管理費もずーっとかかることになる」などの意見が出されました。
概算工事費は出ましたが、総事業がまだ見えないとの声も聞かれました。
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