6月14日(土)から9月13日(土)まで行われる山形デスティネーションキャンペーン(=山形DC)で、天童市の玄関口になるJR天童駅で「おじいちゃん人形」が観光客をお出迎えします。 天童商工会議所が天童市出身の人形作家・大滝博子さんに
天童はいいとこだ−。天童市出身の人形作家・大滝博子さん(山形市)が、山形デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて製作を進めてきた人形が完成し、14日からJR天童駅に展示される。「どこにでもいるおじいちゃんが、故郷の良さを語っている様子」と大滝さんは語る。
人形は石塑(せきそ)粘土で基礎を形作り、大正や昭和初期のちりめんを張って人肌の温かさを表現。家族やこどもたちの何げない日常を表情豊かに仕上げ、高い評価を得ている。先月に東京で開催した展示会も盛況で、訪れた在京の県人らから「故郷を思い出す」との声が寄せられた。
今回の人形は、天童を訪れる旅行者を出迎えるマスコットとして天童商工会議所が製作を依頼。タイトルは「おう、きたが」。いろりの前で、くつろぎながらきせるをふかすおじいちゃんが、今にも語りだしそうだ。製作期間は約1ヶ月で、大滝さんは「まぶたに焼き付いている祖父の姿を形にした」と話す。人形の着物や肌着は、大滝さんの祖父、祖母が使用していたものを加工。人間将棋、サクランボ、温泉などを紹介するせりふを書いた色紙も添えている。山形DCの期間中、展示される。
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