もうすぐ収穫を迎えるサクランボが、畑からもぎ取られて盗難される事件が起きました。今シーズンでは、県内初の被害です。天童市内では、農家はもちろん警察、地元消防団などが被害を防止しようと夜間も見回りをしていますが、なかなか犯人をつかまえることができません。
天童市北目のサクランボ畑で収穫間近の「佐藤錦」約20キロ(時価約6万円)が盗まれたと、畑を所有する市内の男性(50)が2日、天童署に届け出た。同署によると、サクランボの盗難被害届は今シーズン圏内で初めて。
同署や市などによると、現場は天童一中の北西約100メートルに位置し、国道13号につながる道路沿いの畑。盗まれたのは5月31日午後7時〜6月2日午前10時ごろとみられる。2日に消毒のため畑に行った男性が被害に気付いた。
畑の中の十数本の木から赤く色付いた実が軸ごと取られ、手が届かない高さの実も被害に遭った。畑には作業用に脚立などを置いていたという。現場周辺は田んぼに囲まれ、小規模のサクランボ畑が点在している。
市内でサクランボの盗難被害は2011年6月以来。
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