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サクランボ「佐藤錦(さとうにしき)」が、いよいよシーズンを迎えました。天童市内でも、この時期は親戚縁者みんなを呼び寄せて、一族総出で収穫・梱包・発送作業にあたります。
太陽の日を浴びるサクランボ佐藤錦、もうすぐ収穫です[撮影:平成27年6月13日]
雨にあたるとサクランボの実が割れてしまうため、テントをかけます[撮影:平成27年6月13日]
鳥が中に入らないように、周りもネットで囲みます[撮影:平成27年6月13日]
県産サクランボの主力品種「佐藤錦」の収穫作業が県内の各主産地で本格的に始まった。作業のペースは例年より3、4日早く、収穫盛期は今月18日から21日ごろとみられる。生産者は日差しを浴びた「赤い宝石」を一つ一つ丁寧にもぎ取っていた。
収穫が本格化しているのは、佐藤錦の8割を占める雨よけテントもの。既に雨よけなしの露地ものは例年より早く市場などに出荷されており、今季のサクランボは全体的に出回る時期が早まっている。
天童市で約40アールのサクランボ畑を営む結城正樹さん(45)=同市貫津=の園地では、佐藤錦の他、高砂、紅秀峰の実が、収穫を待つようにたわわに実っていた。結城さんは「今季は春先の霜の影響が少なからずあるが、おいしいサクランボを届けたい」と話していた。
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