天童温泉の東部に位置する津山小学校で、土砂災害を想定した避難訓練に取り組みました。津山地域は東側に山が迫っていて、小学校のグラウンドが土砂災害警戒区域に指定されています。訓練は山形県の出前講座を活用して行われたもので、津山小学校と、併設されている村山特別支援学校天童校の児童、全員が3分強で避難を終えました。
土砂災害に関する県の出前授業が16日、天童市の津山小(国井由紀子校長、134人)で行われ、子どもたちは校舎東側の山が崩れたことを想定し高所へ避難する訓練に取り組んだり、模型を使った講義を聴いたりした。
訓練では避難勧告の校内アナウンスを聞いた児童が、1、2階の各教室から3階へと移動。併設されている村山特別支援学校天童校の児童も含め、3分25秒で避難を完了した。土砂被害の発生前に住民全員が逃げ、人的被害を免れた鹿児島県の事例をDVDで学習。模型を使った講義では土石流、崖崩れで家屋が流される状況や、砂防ダムで被害が軽減されることを学んだ。山形地方気象台の職員は、竜巻発生装置や雨量計で気象観測について説明。児童は「津山地区は山で囲まれている。家でも避難について考えたい」などと話していた。
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