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サクランボ「佐藤錦(さとうにしき)」の収穫が最盛期を迎えていますが、今年は例年になく梅雨入りが遅れていて、雨が降りません。サクランボは雨に当たると実が割れてしまうため、この時期に雨が降らないことは、サクランボ農家にとってはとても好都合です。
いまだ梅雨入りしなていない本県。山形地方気象台によると、23日現在、平年と比べて11日の遅れとなっている。この状況に収穫最盛期のサクランボ農家は「晴れの日が続き、作業がはかどる」と歓迎。屋外で営業するビアガーデンにとっても追い風となっている。一方、連日の好天に「生育が早い。水管理が大変」と、これから旬を迎えるスイカ農家は少し渋い表情。同気象台は「梅雨入りは26日以降の可能性が高い」としている。雨が少ない6月に、歓迎と困惑が混在する県内の様子を探った。
天童市内でサクランボを栽培する本田実さん(79)は「例年、収穫した実の約半分が実割れしているが、今年は雨に当たらなかったため全く割れていない。ここ数十年で最高の出来」と満足顔。近くの日野邦義さん(66)も「収穫もはかどっている。既に作業を終えた農家もいる」と話す。
(以下、略)
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