天童市のふるさと納税は、平成26年度の寄付金額で全国トップクラスでしたが、4月からの3カ月間でその金額を上回ったことが明らかになりました。
希望の自治体に寄付すると税金が軽減される「ふるさと納税」で、天童市は30日、2015年度分の申込額が7億9200万円に上り、14年度1年間の寄付額7億8千万円を超えたと発表した。
4月1日〜6月29日の集計で、申請件数は4万9315件に上った。返礼品として用意した高品質のフルーツ類が人気の理由で、既にほとんどの品目が品切れになっている。サクランボは佐藤錦、紅秀峰を合わせて約3万5千件の申し込みがあった。希望者に贈呈される将棋駒のストラップは4万件近い注文を受け、製造が間に合わずに発送まで半年待ちの状態という。
昨年度までは寄付を1人1回に制限していたが、本年度は複数回も可能としたことで、1人当たりの寄付額も増大。1人で10回近く申し込んだケースもある。市の担当者は「今後はコメ、酒、家具など、果物以外の特産品もしっかりPRしたい」と話している。
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