天童市の造り酒屋「水戸部酒造」がつくった梅酒「山形正宗 梅酒」が、愛媛県今治市で行われた「梅酒全国制覇利き酒大会」で第1位に、「山形正宗 熟成梅酒」が第3位に選ばれる快挙を成し遂げました。
梅酒日本一を決める品評会「梅酒全国制覇利き酒大会」で、天童市の水戸部酒造(水戸部朝信社長)の「山形正宗 梅酒」が1位に、「山形正宗 熟成梅酒」が3位に輝き、13日、同社で主催者から表彰状が手渡された。
大会は6回目で、先月20、21の両日、愛媛県今治市で開催。全国67の蔵元が137点を出品し、利き酒イベントの来場者らがお気に入りに投票。通常梅酒のスタンダードと、ほかの果物を入れるなどした変わり梅酒の2部門で審査した。
水戸部酒造の梅酒は、日本酒の蔵元としての強みを生かして清酒で漬け込んでいるのが特徴。アルコール度数が低い日本酒を使うため管理は難しいが、手作りでまろやかな味わいに仕上がっている。
この日は実行委員会代表で飲食店「つぼ吉」(今治市)の壺内和彦社長が同社を訪れ、特産のタオルに印刷された表彰状を水戸部社長に手渡した。水戸部社長は「梅から引き出された味わいとモモのような香りが日本酒と合わさり、梅酒のスタンダードのようなおいしさを目指した。受賞は光栄です」と語った。
ともに720ミリリットルで「山形正宗 梅酒」が1500円、「山形正宗 熟成梅酒」が3千円。水戸部酒造は昨年、第8回天満天神梅酒大会(大阪市)でも日本一に選ばれた。
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