天童市の観光スポットの1つ「ジャガラモガラ」に、天童市が約700万円をかけて木道を再整備しました。
「ジャガラモガラ」は、山のなかにあるすり鉢状の場所のことで、雨が降っても水がたまらず、夏には冷風が吹き出してきます。その原因についても、「ジャガラモガラ」という名前についても、明確なことが分からず諸説あることから、神秘的な魅力にあふれています。
訪れた日はあいにく途中で雨が降ってきてしまいましたが、暑い日であれば冷風が吹き出してくることが体感できます。話のタネに、一度でかけてみてはいかがでしょうか?
「じゃがらむら」から山道を登っていくと、舗装された道路が行き止まりになります[撮影:平成27年8月13日]
車を停めるスペースの反対側にジャガラモガラへの道標が立っています[撮影:平成27年8月13日]
ジャガラモガラまではこんな感じの山道を約200メートル進みます[撮影:平成27年8月13日]
途中には、こんな階段になっているところがあります[撮影:平成27年8月13日]
新しくされたジャガラモガラの木道[撮影:平成27年8月13日]
ここが終点のジャガラモガラ。すり鉢状になっていて、地面からは冷風が出ています[撮影:平成27年8月13日]
ジャガラモガラに咲くキセワタ[撮影:平成27年8月13日]
ジャガラモガラに立っている案内板[撮影:平成27年8月13日]
県指定天然記念物で、風穴や希少な植物の群生地として知られる天童市貫津の「ジャガラモガラ」に、新しい木道が完成した。風穴からの冷風を受けて、ヤナギラン、カワラナデシコが咲いている。
約20年前に整備した散策道の老朽化が激しく、5〜7月に更新工事を行った。新しい木道は駐車場から約300メートルの位置に設けられ、全長約80メートル、幅約1メートル。ジャガラモガラの脇までつながっている。防腐処理を施した県産スギの間伐材を利用し、市が約700万円をかけて整備した。
ジャガラモガラは雨呼(あまよばり)山の中腹にあり、東西30メートル、南北62メートルのくぼ地。風穴から3〜7土の冷風が吹き出し、禁煙はこの温度が下がっている。冷風の影響で高山植物などが群生し、くぼ地の底に近づくにつれ、樹木が低木化し、通常の植物分布と逆になっている。
市の担当者は「標高の高い場所でしか見られない植物や、早めの紅葉も楽しんでほしい」と話している。
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