栗原（日大山形高出）楽天キャンプ参加「いい打球飛んだ」

　出場機会を求めて広島を退団する栗原健太内野手(33)＝日大山形高出＝が12日、岡山県倉敷市で行われている楽天の秋季キャンプに入団テストのため合流した。守備や打撃練習で若手とともに汗を流し「疲れた。久しぶりに緊張感ある中でやれた」と充実した表情を浮かべた。

　右肘の故障の影響などでここ2年は1軍出場がなかった。それでもフリー打撃では 広角に打ち分けながら柵越えを4本放ち「外で打つのは久しぶりだが、その割にはいい打球が飛んでいた」とうなずき、肘についても「問題ない。ある程度、全ての面でできている」と回復を強調した。

　天童市出身。故郷の東北を本拠地とする球団から声が掛かり「ありがたい。楽天さんでやることになれば家族、友人も来やすくなる」と早くも入団後の姿を思い描いた。

栗原、初日から快音連発

　今季16年在籍した広島を退団した栗原が地元の東北で再起を期し、テスト生として東北楽天の秋季キャンプに臨んだ。広島時代に2006年から4年連続本塁打20本以上放った右の主砲も、今季までの2シーズンは右肘のけがなどで2軍暮らしが続いた。初日から自慢の打撃で快音を響かせ「肘に問題はない。いい打球が飛び、それなりに力は出せた」と笑顔を見せた。

　フリー打撃では約60球を打ち、183センチ、97キロの巨体を生かした鋭い振りで柵越え4本を放った。キャンプ参加前は外での打撃練習はあまりできなかったが、痛烈なライナーで外野に運ぶ打球も多く「問題なくバットが振れている」と池山打撃コーチも評価した。

　キャンプには紅白戦が行われる15日まで参加する予定。視察に訪れた星野仙一球団副会長からは「しっかり練習しろよ」と声を掛けられたという。成果が問われる紅白戦に向け「内容のあるプレーを見せたい。その自身はある」と力強く語った。

　天童市出身の栗原にとって、来季東北楽天のユニホームに袖を通すことになれば17年ぶりに東北の地に戻ることになる。キャンプ参加が決まってからは、地元の友人からも多くのメールが届くなど期待も大きい。それだけに栗原は「次は東北で自分の元気なプレーを見せたい」と復活を誓った。

広島自由契約・栗原、テスト参加「元気なプレーを見せられたら」

　広島を自由契約となった栗原健太内野手(33)が12日、岡山・倉敷で行われている楽天秋季キャンプにテスト参加した。

　フリー打撃では、初日から早速サク越えを放つなど、持ち前の長打力をアピール。「手応えというか、それなりに自分の持っているものは出せたのかなという感じですね」と笑顔で話した。星野仙一球団副会長(68)から「しっかり練習してくれよ」と言われた通り、この日は打撃だけでなく一塁の守備や走塁練習でも汗を流した。

　隣県の広島から古巣のファンも応援に駆け付け、「本当にうれしいです。今までたくさん応援していただいた。チームは変わるかもしれないですけど、元気なプレーを見せられたら」と栗原。山形出身の通算153発の和製大砲は、地元・東北の楽天でプレーするため、合格を目指す。

前広島・栗原が楽天キャンプ参加

　広島を今季限りで退団した栗原健太内野手が、テスト生として練習に参加した。

　星野球団副会長から「しっかり練習しろよ」と声をかけられた大砲は、フリー打撃で５７スイング中４本の柵越えを披露。「久しぶりの割には、結構いい打球が飛んでたかな」と手応えをにじませていた。