全国トップクラスとなった天童市のふるさと納税を支えているサクランボが、早くも全国に出荷されました。これは、超促成栽培に取り組んでいる花輪和雄(はなわ かずお)さんの園地から出荷されたもので、昨年は、500グラム1箱15万円の値が付いています。
県内で最も早い超促成栽培によるサクランボの初出荷が4日、天童市荒谷の花輪和雄さん(66)の園地で行われ、ハウス内で真っ赤に色づいた「佐藤錦」が全国の市場に向けて発送された。
超促成栽培のサクランボ精算は1987(昭和62)年に天童市で始まり、現在は花輪さんが手掛け、13年目。昨年の6月上旬から冷蔵庫で休眠させた鉢植えの木240本を、10月上旬に2棟のハウスに移し、春の温度を保ってきた。
開花期の10月の天候に恵まれ、人工授粉を徹底したことで着果が多く、今年は約100キロを収穫。花輪さんは「甘さも抜群で、全国の人に笑顔を届けたい」と話していた。東京の大田市場をはじめ、北海道から九州まで約50の主要市場に出荷され、5日に初競りが行われる。昨年は1箱(500グラム)で15万円の最高値が付いた。
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