天童市内の小中学校で、地元食材を使った「天童デー給食」が行われました。これは食育の一環として年3回程度行われているもので、今回は、メロンと同じぐらいの糖度がある「山形赤根ほうれんそうが」を使ったメニューが提供されました。
赤根ほうれんそうは根の部分が赤いほうれんそうで、山形の在来品種・伝統野菜に指定されています。病気に弱いために次第に栽培農家が減っていきましたが、天童市内では天童市農業協同組合の現在の理事長である金平芳己(かねひら よしみ)さんなど「天童市野菜研究会」が栽培に取り組んできました。
市立長岡小学校には、山形赤根ほうれんそうの生産者が招待され、子どもたちに「メロンとおなじぐらいの糖度があります」など、山形赤根ほうれんそうの特徴を紹介しました。
天童市内の12の小学校で地元の食材を使った給食が提供されました。このうち長岡小学校では生産者が招かれ児童と交流しました。
地元食材を中心とした「天童デー給食」は食育活動の一環として、天童市学校給食センターが年3回程度市内のすべての小学校で行っています。きょうのメニューは、天童産の赤根ほうれんそうのを使ったグラタンの他、天童牛のすき焼き、天童産小松菜のおひたしなど5品が並びました。
長岡小には食材の生産者が招かれ児童と触れ合いました。赤根ほうれんそうの生産者、岩月成人さんが「糖度が16度とメロンと同じぐらい」と説明すると児童たちは驚いていました。食材について学んだ児童はおかわりするなどして、たちまち給食を平らげていました。
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