JR天童駅から2.8キロほどのところにある山形県立天童高校(天童市山元)が、学校法人富澤学園が運営する東北文教大学(山形市片谷地)と高大連携協定を締結しました。大学教員が高校で出前講座を開いたり、大学で天童高校生向けに模擬講座を開催したりすることが検討されています。
東北文教大(山形市、鬼武一夫学長)と天童高(天童市、鈴木慈校長)は18日、高大連携協定を締結し、教育交流を深め、学生や生徒の学びの意欲を高め合っていくことを確認した。同大が高大連携協定を結ぶのは初めて。
同大で行った締結式で、鬼武学長は在学生で天童高出身者が25人いることに触れ「高校生の進学意欲を高められるよう交流したい」とあいいさつ。鈴木校長は「生徒は地元志向が強い。(生徒の)4分の3は進学を希望する。キャリア教育に力を入れており、学力を育みたい」と語った。引き続き、高校と大学のカリキュラムの違い、交流活動の可能性などについて意見交換した。
高大連携では、大学教員が高校に出向いて授業を行ったり、大学の授業に高校生を受け入れたりする。夏休み期間を利用して国語や英語といった言語に関する単発の模擬講義を大学で開催することや、高校の授業で大学教員が自然科学や現代社会について専門的な講義をすることなども検討している。
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