荒谷西工業団地の用地を購入する山形新聞社は、3月24日に天童市長を訪問し、2020年には現地の新工場が本格稼働に入ることを説明しました。
寒河江浩二山形新聞グループ経営会議議長(山形新聞社長)は24日、天童市役所を訪れ、山本信治市長に対し、山形新聞社が取得する同市荒谷西工業団地の用地について、新たな制作センターを建設し、2020年の東京五輪・パラリンピック開催に合わせて本稼働させることを説明した。
寒河江社長は、1998年に建設された山形市立谷川工業団地内の制作センターが輪転機の更新期を迎え、移転新築することにした経緯を説明し、「国道や高速道路に近い交通の利便性や強固な地盤といった安全面を考慮して選んだ」と話した。さらに、「新しい輪転機の試運転も重ねながら、2020年の東京五輪に合わせて本稼働させたい」と述べた。山本市長は、同工業団地が地盤の良さから、医療系企業や加工食品工場などが相次いで進出している状況を示しながら、「山形新聞社に入ってもらえれば、さらに格式高い工業団地として認知される」と感謝の言葉を述べた。
同工業団地の分譲地処分は、山形新聞社に対して用地約9600平方メートル(処分予定価格約1億4千万円)を売却することが23日の市議会3月定例会で可決された。これで同工業団地の分譲率は81.3%となる。
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