7月2日から10日まで開催される天童の夏のイベント「おくのほそ道天童紅花まつり」を前に、地元の上貫津(かみぬくづ)公民館で紅花染め教室が開催されました。紅花まつり期間中の土曜日・日曜日には、現地の紅花畑で紅花染めや紅花リップクリーム作りなどを体験することができます。
天童市上貫津で7月2日に開幕する「おくのほそ道天童紅花まつり」を前に、地元の津山公民館で10日夜、紅花染め教室が開かれた。
まつりで世話役を務める女性8人が参加。実行委員の大山るり子さん(66)から紅花の歴史や効能などを学んだ。「紅花の色素の99%は黄、1%しかない赤を使って染める」と聞き、一同は「へえー」。染め体験では、好きな模様に仕上げるため、輪ゴムや割り箸で木綿布の一部をしばったり挟んだりして手を進めた。花びらが浮かぶ液体に漬けると、上品なピンク色が浮かび上がった。
「まつりには紅花を通しての出会いがある。方言でお迎えしたい」と結城恵子さん(63)。大山さんは「天童の紅花は見てよし、染めてよし、食べてよし」と話す。まつり期間中は染め体験のほか、写真撮影会や料理教室も開かれる。貫津紅花栽培組合が1.3ヘクタールの畑で栽培している約13万本の紅花は、例年より早く今月下旬から開花しそうだという。
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