ふるさと納税で全国トップクラスの山形県天童市が、9月1日受付分から返礼品を見直します。これは4月1日付の総務大臣通知を受けて行われるもので、現在「半返し」となっている返礼率が5割から3割に引き下げられるほか、天童木工の家具、天童牛60キロセット、高級将棋駒、サッカーJ2・モンテディオ山形一日社長体験などが返礼品からなくなります。
これらなくなってしまう返礼品は、8月31日までの申し込みであれば希望することができます。サッカーJリーグクラブの社長体験など、もう体験することができないめったにない機会ですので、興味・関心のある方はぜひご利用ください!
天童市は7日、ふるさと納税の返礼品について、9月受け付け分から見直す方針を明らかにした。総務省の要請に沿った対応で、寄付額に対する返礼割合を現在の5割から3割に引き下げる。
返礼割合引き下げに合わせ、「資産性が高い」と指摘された家具をリストから除外する。「金銭類似性が高い」とされた観光果樹園利用券、調達価格が15万円超の天童牛60キロセット、高級将棋駒、モンテディオ山形一日社長体験も取りやめる。家具は年間約千件に上る人気メニューのため、事業者への影響を考慮して、一部品目については見直し時期を来年3月にする。
市は同日、返礼品を扱う事業者に対する説明会を開催。見直しへの理解を求めるとともに、新たな返礼品の提案募集を始めた。
市ふるさと納税推進室によると、2016年度寄付額は約33億5千万円。返礼割合引き下げ前の駆け込みのためか、17年度は約4割増のペースで推移している。4月1日に次いで、5月24日にも総務省から見直しの再通知を受けた。
返礼割合3割に下げ ふるさと納税 天童市、9月受け付けから
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