天童芳賀タウンから山形市方面に向かう市道「清池南小畑線」(しょうげ みなみおばた せん)が、開通しました。午前中の安全祈願祭と開通セレモニーのあと、午後2時から供用開始され、一般車両が通行できるようになりました。
東根市や天童市から山形市に向かう国道13号、そして県道22号(旧国道13号)は、朝晩を中心に慢性的に混雑が起きています。天童芳賀タウンにイオンモール天童がオープンしてからは、平日だけでなく週末も交通量が多くなりました。既存集落や住宅街の生活道路を抜け道として通行する車が多くなり、小中学生など歩行者の安全確保にも懸念が生じていました。
今回の清池南小畑線の開通によって、車の流れが変わり、生活道路を通行する車が少なくなることが期待されます。また、サッカーJリーグ・モンテディオ山形のホームスタジアム「NDソフトスタジアム山形」がある山形県総合運動公園へのアクセスも改善され、試合後の渋滞緩和にも効果を発揮することが期待されます。
天童市が整備を進めていた市道清池南小畑線の開通式が26日、沿線の同市高擶地区で行われた。
新市街地エリアの芳賀地区から高擶地区を縦断し、県総合交通安全センター前の県道に至る延長1.5キロを整備した。幅員28メートルで片側2車線と歩道を備え、大型ショッピングセンターなどに集まる車の渋滞緩和、市内西側の幹線道路として期待される。総事業費約18億円で、2011年度に事業着手した。
式には住民や関係者など約60人が出席し、地元に伝わる「高擶聖霊菩提(しょうりょうぼだい)獅子踊り」が披露された。遠藤利明衆院議員や山本信治市長らがテープカット、高擶小児童らがくす玉を割って、供用を開始した。
市はさらに南の市道矢野目高擶線(566メートル)の整備も進めており、高擶橋の架け替えを含め本年度内の完成を目指す。
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