天童芳賀タウンから山形市方面に向かう市道「清池南小畑線」(しょうげ みなみおばた せん)の開通を1週間後に控えた8月19日、高擶(たかだま)地区で開通前イベントが開催されました。これは高擶地域づくり委員会が中心となって企画したイベントで、地区住民による人文字をドローンで空撮したり、地区のまちおこしとして活用を目指すハッカの植栽などが行われました。
天童市高擶地区で19日、市道清池南小畑線の開通前イベントが開かれた。住民約250人が描いた人文字を小型無人機ドローンで空撮するとともに、かつて栽培が盛んだったハッカを歩道花壇に植栽した。
新市道が南北に貫く高擶小近くの交差点。供用開始前の沿道に、そろいのうちわを手にした住民たちが陣取った。浮かび上がらせる人文字は「ゴーたかだま」。地元のドローン愛好家、萩野正さん(67)の操作で30メートルほど舞い上がった機体に向かってうちわを掲げ、歓声を上げた。
新市道開通により、地元は大型ショッピングセンターなどが立ち並ぶ芳賀タウンと直結。高擶小6年の細谷空葵君(11)は「遠回りして遊びに行っていたイオンが一気に近くなる」と話した。
明治期にはハッカの国内一大産地で海も渡った―。こんな歴史に光を当てようというプロジェクトが進む同地区。住民たちはこの日、歩道花壇にハッカの苗を植栽。既に植栽されている高擶公民館の花壇では、植栽の歴史を記した立て看板の除幕式も行った。
新市道は26日に開通。地元待望の路線開通を住民挙げて祝おうと、同公民館が企画した。
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