世界的な大ヒット映画「スター・ウォーズ」の最新作「最後のジェダイ」の公開に合わせ、スター・ウォーズ将棋駒第2弾の制作が進められています。
これは、2015年12月に公開された前作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の際に、イオンシネマ天童の安倍健一(あべ けんいち)総支配人が企画し、天童の駒職人・高橋稚山(たかはし ちざん)氏が応えたものの続編になります。今回の駒のデザインは、東北芸術工科大学の3年・斎藤亮輔さんが担当し、駒に描かれたキャラクターは新3部作の登場人物となっています。
世界的な人気映画「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「最後のジェダイ」の公開(12月15日)に合わせ、作品のキャラクターをモチーフにした「スター・ウォーズ将棋」の制作が将棋のまち・天童市で進んでいる。シリーズ第2弾となる今回は東北芸術工科大(山形市)美術科洋画コースの3年斎藤亮輔さん(20)がデザインを担当。彫刻は前回に引き続き、天童市の駒職人高橋稚山(ちざん)さん(60)が手掛ける。
駒は高さ8〜10センチ、幅7〜9センチ、盤は約1メートル四方の特大サイズ。新3部作版となっており、レイやカイロ・レン(ともに角行)、フィン(金将)といった主要キャラクター、ボール型のロボット「BB−8」(香車)などが並ぶ。飛車のルーク・スカイウォーカーや王将のレイア姫は前作に続いての登場だが、作中同様に年を取った姿となった。
イオンシネマ天童(安倍健一総支配人)が2015年の「フォースの覚醒」公開時に続き企画。安倍総支配人が芸工大を通じてデザイン担当を募ったところ、斎藤さんが手を挙げた。
生き生きとした表情を描くため、DVDプレーヤーで各キャラクターごとに象徴的な場面を抜き出してデザインする徹底ぶり。フィンのデザインが一番難しかったといい、「いろんな場面で活躍しているのでどこを切り取っていいか悩んだ。将棋駒になるところを見てすごく感動した」と話す。
今月中の完成を目指しており、高橋さんの工房では19日、急ピッチで作業が進んでいた。映画にはあまり詳しくないが、制作をきっかけに「フォースの覚醒」を鑑賞したという高橋さん。「作品からフォースを感じてもらい、映画と一緒に将棋も好きになってほしい」と話していた。
東京で年末に開催されるスター・ウォーズ展でお披露目され、年明けにイオンシネマ天童で展示予定。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |