山形県天童市のふるさと納税の主力返礼品にもなっている特産品のサクランボについて、今年は過去10年間で3番目の収穫量だったことが分かりました。農家の高齢化などにより栽培面積が減少していますが、今年は花が咲くころに天気が良かったことから実のなりがよく、1万4500トンの収穫量がありました。
天童市のふるさと納税では、来年2018年(平成30年)に収穫されるサクランボの先行受付が始まっています。贈答品としても対応していますので、天童のおいしい特産品をどうぞご利用ください。
生産量日本一を誇る県産サクランボの今年の収穫量が1万4500トン(前年比500トン減)で、過去10年で3番目の多さだったことが1日、分かった。農林水産省の調査では、全国の収穫量は1万9100トンで、本県のシェアは昨年と変わらず76%だった。
本県以外では北海道、山梨、青森、長野、福島、秋田の各県などでも生産している。収穫可能な果樹がある園地を示す、全国の結果樹面積は4360ヘクタールで昨年に比べて60ヘクタール縮小した。
収穫量は1万9100トン(前年比700トン減)、出荷量は1万7200トン(同500トン減)だった。本県の結果樹面積は2870ヘクタールで、出荷量は1万3千トン。他産地では北海道が496ヘクタールで収穫量1520トン、出荷量1440トン、山梨県は304ヘクタール、収穫量1170トン、出荷量1110トンなどとなっている。
本県の収穫量で過去10年で最も多かったのは2011年の1万5600トンで、昨年の1万5千トンが2番目に多く、今年の1万4500トンは14年と並び3番目。平年の収穫量は1万3500トンで、今年は平年よりやや多くなっている。開花期に好天に恵まれ、着果量が多く、品質と着色は良好だった。
産出額は来年の統計で明らかになるが、県は8月に示した試算で、過去最高の340億円(収穫量予想1万4600トン)としている。今回の調査結果の収穫量が予想とほぼ変わらないことから、県は産出額も試算と大きく変わらないとみている。
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