世界最大規模のワインコンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge / IWC)」の日本酒部門の審査会が、来年度、山形県で開催されることが濃厚になりました。
IWCには、ワイン部門と2007年に創設された日本酒部門があり、今年は水戸部酒造の「山形正宗 藍」(やまがたまさむね あい)が純米大吟醸の部で金賞に、出羽桜酒造の「出羽桜 とび六」が「トロフィー賞」に選ばれています。せっかくの機会ですので、審査会はぜひ天童温泉で開催していただき、日本酒と温泉、郷土料理を堪能していただきたいと思います。
世界最大規模のワインコンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」日本酒部門審査会について、IWC主催者が2018年度の国内開催候補地を本県の1ヵ所に絞り、県との交渉を本格化させることで一致したことが1日、分かった。 実現すれば国内3例目。他候補地はなく、本県開催が濃厚となった。
日本酒が対象のIWC「SAKE部門」は07年に設定された。審査会の国内開催は12年の東京、16年の神戸市。過去2回の事例から、18年度開催時期は5月ごろの数日間と想定される。審査会では国内外の日本酒バイヤーや「酒ソムリエ」など十数カ国の計57人が審査にあたり、関連イベントの試飲会に数千人規模が来場するという。
吉村美栄子知事が昨年9月、来県したIWC側と意見交換したのを機に、誘致活動がスタート。県は審査会や試飲会のほか、レセプション、県内観光地や酒造りを紹介する体験型見学会などを構想している。
県商業・県産品振興課は、IWC日本酒部門で最優秀賞に輝いた実績や、「山形」が地理的表示(GI)の清酒部門に指定されるなど、県産酒に対する国内外の評価が高まっていると説明。「世界的なコンテスト誘致を実現し、酒どころ・山形を発信したい」としている。
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