関山街道地域間交流推進会議による「第2回関山街道交流シンポジウム」が、天童ターミナルビル「パルテ」3階の天童市民プラザで開催されました。
村山、仙台両地域をつなぐ関山街道の地域資源を生かし、両地域の交流と活性化を考えるシンポジウムが1日、天童市民プラザで開かれた。約110人の参加者が講演とパネルディスカッションを通じて街道沿いに点在する魅力を再評価し、今後の広域連携の在り方を考察した。
本市の「日曜随想」を昨年担当した作家野口千明さんが歴史、民俗的な視点から解説。街道は出羽三山信仰の「ヒト」を運ぶ道で、「モノ」の輸送は最上川舟運と北前船が担った歴史をひもといた。
続いて、宮原育子宮城学院女子大現代ビジネス学部長を進行役に、野口さんと天童、東根、仙台各市の住民グループ代表をパネリストに、意見交換。石碑・道標や植物の群生地、自然景観などに焦点を当てた、それぞれの取り組みを紹介した。パネリストの1人は、両県の地域資源を巡るツアー企画を提案。野口さんは「街道に残る休石は腰を下ろすためのものだったが、今は見て、食べて、遊ぶ心の休石が求められている」と語った。
シンポジウムは天童、東根両市と県村山総合支庁で構成する関山街道地域間交流推進会議が主催。仙山交流連携推進事業の一環で、今年で2回目。
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