天童市の特産品「ラ・フランス」の販売について会議が10月5日に山形市で行われ、販売開始基準日が10月22日(月)に決まりました。ラ・フランスを巡っては「食べ頃が分からない」「買ったけれども硬くて食べられない」という問合せが多数あったことから、2013年(平成25年)から山形県全体で販売開始基準日を設定しています。
今年は相次いで台風が襲来しましたが、天童市内を含め一部地域で果実の落果被害があった者の、全体としては昨年とおなじぐらいの収穫量が見込まれているということです。
ラ・フランス販売開始基準日を知らせるチラシ(山形県Webサイトより)
ラ・フランスの販売開始に向け山形市で行われた協議会で、今年の予想収穫量などが発表されました 。ラ・フランス振興協議会は、安全で美味しいラ・フランスの販売を目指そうと開かれたもので、JAや県の職員、生産者などが参加しました。今年は6月から7月にかけて雨が少なかった影響で、多くの農作物で生育が心配されていましたが、ラ・フランスの収穫量に影響はあるのでしょうか?
雨の少ない時期には生育が伸び悩んだものの、8月以降の適度な雨により、順調に実が大きくなり、糖度や味も例年通りの出来が期待できるということです。また今年続いた台風により、一部の地域で果実が落下してしまうなどの被害が見られたものの、数は少なく、全体の収穫量に影響はないということです。
今日は販売を始める日も話し合われ、収穫時期や冷蔵保存で果実をより熟させる追熟の時期を考慮して、今月22日を販売開始日と決定しました。
ラ・フランスの販売開始基準日を決める会議がきょう山形市で開かれ、今月22日に決まりました。県は、山形ラ・フランスについて、GI(地理的表示制度)の登録を目指す方針を示しました。
山形市で開かれた今日の会議は、県やJAなどの関係者が出席し、今年のラ・フランスの生育状況や予想収穫量をもとに、今年の収穫期の目安や販売開始基準日が決定されました。今年は、夏の小雨や台風により果実の生育の遅れなどが心配されましたが、平年通りの収穫量が見込まれるということです。
販売開始基準日は、エチレン処理を行った場合を除き、今年は去年より4日早い今月22日と決まりました。また、県が県産ラ・フランスを「山形ラ・フランス」としてブランド化するために、農林水産省のGI(地理的表示制度)の登録を目指す方針が示されました。県は、今後生産者に参加を募るとともに、今年度中に登録に向けた申請をしたいとしています。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |