超早出しのサクランボの初競りが天童市の青果市場で行われ、過去最高値で競り落とされた。
初競りにかけられたのは、天童市の加温ハウスで毎年新春に合わせて生産されている超早出しのサクランボで、仲買人など約80人が参加した。
5日は桐の箱に詰められた1箱500グラムの佐藤錦が過去最高値の35万円で競り落とされた。これは去年より5万円高く、一粒あたり5147円となる。
この超早出しのサクランボは、北海道から広島まで全国約50市場に出荷されていて、東京の大田市場では、桐箱入り500グラムの佐藤錦が天童市と同じ35万円で競り落とされた。
きのう天童市から初出荷された超促成栽培のさくらんぼが、けさ、東京の大田市場で過去最高値となる500グラム35万円で競り落とされました。
天童市の花輪和雄さんの園地では、毎年6月に鉢に入れたさくらんぼの高級品種・佐藤錦を冷蔵庫に入れ、その後、10月に温室ハウスに移して新春に出荷する、“超促成栽培”を行っています。今年も、実が大きく、甘く育った佐藤錦・およそ140キロが収穫され、きのう初出荷が行われていました。
そして今朝、花輪さんが丹精込めて育てた佐藤錦が東京の大田市場で初競りにかけられ、2Lサイズ500グラム桐箱詰めが35万円で競り落とされました。これは去年を5万円上回る過去最高値で、一粒あたりでは、なんと5147円です。
花輪さんは、「苦労して育てたさくらんぼが評価されて嬉しい。これが起爆剤になって、山形のさくらんぼ全体のPRにつながれば」と喜びを語っていました。
天童市内で超促成栽培されたサクランボの初競りが5日、同市の天童青果市場や東京・大田市場などで行われ、同市場ともきり箱入り500グラムの最高額は過去最も高い35万円だった。フルーツ専門店や大手百貨店などに並ぶ。
サクランボは「佐藤錦」で、花輪和雄さん(69)=天童市下荻野戸=が市内の加温ハウスで毎年新春に合わせて生産している。昨年は10万円増の30万円の値が付いて最高記録を更新したが、今回さらに5万円の上乗せとなった。この日は札幌から広島まで38市場に出荷された。
山形市内のJR山形駅ビル・エスパル山形内にあるJA全農山形の「みのりみのるマルシェ」では、きり箱入り300グラム(2万5千円)とパック入り80グラム(2500円)をそれぞれ2箱、12パック限定で販売。店員は宝石のように赤々と輝くサクランボを慎重に店頭に並べた。同店の松田進太郎マネジャー(36)は外国人観光客がよく足を運ぶとし、「雪観光に加え、この時期のサクランボは良いPRになる」と話していた。
[SAY] 超早出しサクランボ初競り 1粒5000円超の赤い宝石
[TUY] 超促成栽培のさくらんぼ 初競りで過去最高値の35万円
[山形新聞] 35万円過去最高 地元・東京の市場 天童産サクランボ
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