天童市と山形市の境目を東西に流れている立谷川(たちやがわ)の河川敷で、キバナコスモスが見ごろを迎えています。これは、地元の有志団体「立谷川の花さかじいさん」が取り組んでいる、河川の環境美化活動の一環です。
以前は不法投棄がたくさんありましたが、故・田所三男さんが環境美化の取り組み、現在もその活動が引き継がれています。春はピンクの芝桜で覆われ、秋には黄色やオレンジ色の花園になります。
キバナコスモスの蜜を集めるクマバチ
花にとまるトンボ
キバナコスモスの蜜を集めるキアゲハ
たくさんのキアゲハが集まっていました
黄色やオレンジ色のキバナコスモス
キバナコスモスは、大森赤石橋付近の両側にあります
山形、天童両市の境を流れる立谷川の両岸でキバナコスモスが見頃を迎えている。鮮やかなオレンジや黄色の花々が風に揺れ、秋の訪れを告げている。
場所は山形市山寺と天童市荒谷の境界近くにある大森赤石橋付近。ボランティア団体「立谷川の花さかじいさん」が手入れを行っている。一帯は以前、ごみの不法投棄が目立ったが、代表の松田和雄さん(58)の義父・故田所三男さんが十数年前に美化活動を始めた。今では春にシバザクラが一面をピンクに染め、秋にはオレンジと、多くの人が訪れる人気スポットになった。
今年はキバナコスモスの植栽エリアを大森赤石橋の上流にも広げたほか、同橋近くのべにばな霊園が南東側のり面に植栽。全長約800メートルにわたって咲き誇る。松田さんは「まるでコスモスの園のようで、多くの人に秋を感じてほしい。今月中ごろまで楽しめそうだ」と話している。
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