ちょっとした時間で将棋を楽しめる「66将棋」(ろくろく しょうぎ)のテーブル型将棋盤が開発され、9月13日にお披露目会が行われました。「道の駅天童温泉」の天童市森林情報館もり〜な天童で行われた披露会では、天童在住のタレント・ミッチーチェンさんと一般社団法人 天童市観光物産協会のキャラクター「天童こま八」が記念の対局を行いました。
もり〜な天童での展示は9月末までで、10月5日・6日には東京・丸の内「KITTE」で行われる天童将棋駒まつりで展示されます。
天童商工会議所が考案した「66将棋」のテーブル型将棋盤、「ROKU ROKU(ロクロク)」の試作品が完成し13日、天童市の道の駅天童温泉・もり〜な天童で披露会が開かれた。短時間で対局が楽しめ、テーブルとしても使える将棋盤で、市内外のイベントでPRしながら来年度からの販売を目指す。価格は未定。
66将棋は縦横6マスずつ計36マスの将棋盤を使い10〜15分で対局できる手軽さが特徴。同商議所が昨年度に考案し、本年度は日本商工会議所全国展開プロジェクトの採択を受け、試作品開発を進めてきた。
完成した試作品は縦横65センチで高さは72センチの大きさ。同市創業の多田木工製作所が手掛け、駒(縦6センチ、横5センチ、厚さ1センチ)は同市の将棋駒店「中島清吉商店」と市内の書き師坂本ヨシ江さんが作った。材料には県産材のほか、東日本大震災の復興支援として岩手県産クリ材を活用している。
披露会には関係者約30人が出席。66将棋普及大使のタレント、ミッチーチェンさん(42)と市観光物産協会のキャラクター「天童こま八」が記念対局を行った。勝利したミッチーさんは「終盤戦がいきなり始まる感じで面白い」と語り、同商議所賑(にぎ)わい創出プロジェクト委員会の伊藤彰委員長は「市内のホテルや旅館のロビーに置いてもらいながら、将棋に気軽に親しんでもらうツールとして広めたい」と話した。
試作品はもり〜なに今月いっぱい設置するほか、10月5、6日に東京・丸の内の商業施設「KITTE」でも展示する。
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