天童市の地域おこし協力隊に、東京都出身の徳山陽滋(とくやま ようじ)さんが10月1日付けで着任しました。「地域おこし協力隊」とは、都市部から地方に住民票を異動してその地域で生活し、地域のPR活動や住民の生活支援などに取り組み、その地域への定住・定着を図る取り組みで、総務省が推進しているものです。徳山さんは移住定住担当として、人口減少対策に取り組みます。
手野津氏の地域おこし協力隊として徳山陽滋(ようじ)さん(49)=東京都出身=が1日、着任した。移住定住促進担当で「微量ながら天童の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。
徳山さんは広告代理店勤務、父親から継いだ自然・健康食品会社経営の経験を持つ。母方の祖母が真室川町出身で、「温泉ソムリエ」の資格を持つ温泉好きといい、肘折や蔵王など本県には「100回ぐらいは来た」。一方で「共同浴場派のため、高級路線の温泉街というイメージの天童にはあまり足が向かなかった」という。
地方の生活にあこがれがあり、会社を弟に任せて地域おこしを志願した。辞令交付式では、山本信治市長が「移住の仕掛けをつくり、天童の魅力を発信して」と激励。徳山さんは「移住は住まい、仕事などハードルが高い。いろいろ勉強しながら、人口減少に一石を投じられるようなことをしたい」と意欲的に語った。
同市の協力隊は2人目。今月中に国際交流担当としてもう1人を採用する予定という。
前の日へ... | 今月の見出しへ... | 次の日へ... |