山形県天童市の春の風物詩「人間将棋」が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために中止されることが発表されました。これは、3月16日に緊急で開かれた天童桜まつり実行委員会で決まったものです。天童桜まつりは、4月5日(日)から5月6日(水)までの期間に様々なイベントが行われますが、次のように中止や延期が決まりました。
天童桜まつり実行委員会は、舞鶴山で繰り広げるメインイベントの人間将棋(4月18、19日)の中止を決めた。東日本大震災のあった2011年以来9年ぶりとなる。
市民文化会館で緊急会合を開き、委員ら約30人が出席。市観光物産協会や天童商工会議所など7団体からなる事務局の提案を了承した。倉津川沿いで開催する「しだれ桜の夕べ」(17~19日)も中止とした。人間将棋の解説者には、最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位(46)を予定していた。去年は2日間で11万6千人のにぎわいを見せた。
「暗い気持ちを少しでも明るくしたい」(事務局)と、しだれ桜のライトアップ、舞鶴山山頂のぼんぼり点灯は行う。
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