新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、天童市内の小中学校では、政府からの要請に基づき3月3日(火)から休校になっています。このため、小学校低学年を中心に、天童市内の小学生は放課後児童クラブ(学童保育所)に通っています。天童温泉協同組合では「こんな時だからこそ助け合いたい」と、特製のカレーライスを無料で振る舞いました。
卒業式の謝恩会や年度末の懇親会などが一斉にキャンセルされて、天童温泉そのものが今とても大変な状況です。新型コロナウイルスの騒動が落ち着いたら、ぜひ多くの人から天童温泉でゆっくりして欲しいと思います。
新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く中、学童保育で過ごす児童の昼食をサポートしようと、天童温泉協同組合(山口敦史理事長)は16日、旅館料理人が腕を振るった特製カレーライスの無償提供をスタートさせた。4日間かけ天童市内25カ所の計約650人に届ける。
同温泉は利用客が激減し厳しい経営状態が続くが、「こんな時こそ地域で支え合いたい」と、多くの保護者の悩みとなっている子どもの昼食のサービスを決めた。山口理事長は「子どもたちの笑顔を見ながら元気な天童温泉を取り戻していく」と話す。カレーはジャガイモやすりおろしニンジン、ひき肉を入れた甘口で、ローストビーフとブロッコリーを添えた。組合メンバーがカレーとご飯、使い捨ての容器を届け、学童保育所の支援員が配膳した。
この日は、山口理事長ら8人が手分けし7カ所を回った。天童南部第5学童保育所では、天童南部小1~4年生13人が「ありがとう」と感謝を伝え、うれしそうに味わった。3年小林龍人君(9)は「お母さんのカレーと同じくらいおいしい」とおかわりしていた。横山美和主任支援員は「臨時休校から2週間たって保護者の疲れも見えていた時期で、(保護者たちは)とても助かると喜んでいた」と話した。
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