山形県天童市の出羽桜酒造 株式会社が、新型コロナウイルス感染症の拡大により苦境に立たされている飲食業を支援する「#エールSAKEプロジェクト第2弾」として、特別純米酒「アマビエさま」を発売しました。ラベルのイラストは、山形県酒田市出身の画家・佐藤真生(さとう まさお)氏が描かれたもので、雑誌「Discover Japan」2020年6月号の表紙を飾っています。
特別純米酒「アマビエさま」はJR天童駅となりの天童市観光情報センター/天童市物産センター(一般社団法人 天童市観光物産協会)で、税込1540円で販売しています。新型コロナ対策として、まずは山形県民向けの観光キャンペーンが始まりました。さくらんぼ狩りや天童温泉にお越しの際に、ぜひお立ち寄りください。
出羽桜酒造「アマビエさま」はJR天童駅となりの天童市物産センターで
出羽桜酒造(天童市、仲野益美社長)は新型コロナウイルス感染症の早期終息を願い、疫病退散に御利益があるとされる妖怪「アマビエ」をラベルにデザインした特別純米酒「アマビエさま」を発売した。飲んでも飾っても御利益がありそうな酒。県内外の酒販店やスーパーなどで販売する。
ラベルの絵は、本市文化面「アートフロンティア」で筆者を務める画家佐藤真生さん(酒田市出身)が、雑誌「ディスカバー・ジャパン」6月号用に描き、表紙を飾った。同社併設の出羽桜美術館が佐藤さんの作品を所蔵している縁で、佐藤さんと発行元の快諾を得て発売した。
戦国武将の織田信長を祭る地元天童市の建勲神社(たけいさおじんじゃ)でおはらいし、「平穏な日々が早く戻るように」との願いを込めた。同社は、新型コロナによる難局を県民などと一緒となって乗り越えようと「エールSAKEプロジェクト」に取り組んでおり、「アマビエさま」は飲食店向けに発売した持ち帰り用酒に続く第2弾となる。担当者は「飲み終わった瓶を飾ると効果が長持ちしそう」とする。
火入れの特別純米酒で県産酒造好適米「出羽の里」を100%使用。精米歩合55%、アルコール度数は15%。4合瓶(720ミリリットル入り)のみの扱いで、希望小売価格は1540円。問い合わせは同社023(653)5121。
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