国や県、市町村などで構成する「東北中央自動車道の利活用促進による地域活性化協議会」(会長・竹下正一国土交通省山形河川国道事務所長)が17日、山形市の同事務所と各地をつなぐオンライン形式で開かれ、天童市高擶に設置予定の天童南スマートインターチェンジ(仮称、IC)の整備効果などを確認した。
天童南スマートICは山形ジャンクション(JCT)-天童IC間の県総合交通安全センター周辺での整備を見込んでいる。天童市の担当者は物流の効率化や防災機能の強化などの効果が期待できると説明。地域振興に関しては、隣接する山形市や寒河江市、中山町の各観光施設と連携した周遊ルートが形成され、観光の活性化や交流人口の拡大につながるとした。
会議では、2019年に開通した東北中央自動車道南陽高畠IC-山形上山IC間の現状についても報告があった。1日平均の交通量は約7千台で、米沢市役所から県庁まで58分だった所要時間は51分に短縮された。お盆の時期には東北中央道を利用するドライバーが増え、東北道の混雑緩和が図られたとした。
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