2020年9月から工事が行われていた天童温泉の新しい源泉「第10号源泉」と温泉櫓(やぐら)が3月31日までに完成し、竣工式が4月22日に現地で行われました。
第6号源泉が老朽化により使えなくなる可能性があることから、市でも補助金を支出して新しい源泉掘削が行わました。その際、これまでのようなただのポンプ小屋をつくるのではなく、「まち歩き」できるスポットにしようと、温泉が田んぼから湧き出た当時をイメージした櫓が整備されました。当面は午後6時から午後8時までライトアップも行われます。ぜひ、天童温泉へお越しください。
天童温泉第10号源泉の温泉櫓(やぐら)は午後8時までライトアップされています
天童温泉新源泉「第10号源泉」の温泉櫓に設置された手湯
天童温泉第10号源泉の温泉櫓は天童荘前にあります
天童市の天童温泉で22日、新たな「10号源泉」とシンボルとなる「温泉櫓(やぐら)」が完成し、竣工式が行われた。
開湯110周年記念事業として、天童温泉協同組合が市の協力を得て、老朽化した源泉に代わる新源泉を同市鎌田2丁目で掘削。同じ場所に高さ約10メートルの櫓を整備した。同温泉が1911(明治44)年に田んぼから湧き出た時のイメージで作られ、源泉口や天童木工社製の座面、歴史を説明するパネルなども施した。同温泉街の回遊スポットとして新たな空間を演出する。
式には関係者約30人が出席。神事の後、山口敦史組合理事長は「新しい憩いの場にしたいとの思いが一つになってできた。新たなスタートと位置付け、一日も早く活気にあふれ、みんなと一緒に前に進めるよう頑張りたい」と述べ、山本信治市長はあいさつを通して観光の復興を願った。
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