7月上旬に行われる「おくのほそ道天童紅花まつり」を前に、貫津紅花栽培組合のメンバーが紅花の種まきを行いました。新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、昨年2020年はまつりは中止になりました。今年の開催については、現時点ではまだ決まっていません。
「おくのほそ道天童紅花まつり」の会場となる天童市上貫津地区で15日、紅花の種まき作業が始まった。
貫津紅花栽培組合(遠藤貢組合長)と、団体や小学校などが登録する「紅花メイト」の計約40人が、段々畑で真っすぐに張ったロープに沿って種を植え付けた。鶏舎のある畝で、足を取られるといった重労働にもかかわらず、ウグイスの鳴き声を背に楽しそうに作業に当たっていた。地域活動支援センター「ほっとステーション」(山形市)として参加する庄司一郎理事長は「土の入れ替えもしたし、今年はきっとたくさんの花が咲いてくれると思う」と成長を待ち望んだ。
今年は80アールに作付けし、約8万本を咲かせる計画。数週間後に発芽し、今後は草むしりや若菜の間引き、花摘みまでの一連の作業も行う。貫津はかつて紅花の一大産地で、松尾芭蕉が句を詠んだことで知られる。
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