ワクチン供給が不足している天童市に対して、山形県は「調整枠」を活用して3箱(約3510回分)を9月後半分として供給することが明らかになりました。
新型コロナウイルスワクチンを市町村の接種状況に応じて傾斜配分する「調整枠」に関し、県は1日、本県に割り当てられた9月後半分が35箱(約4万950回分)と明らかにした。山形新聞の調べで内訳は山形、山辺など9市町とみられ、最も多いのが酒田市で11箱、次いで鶴岡市の9箱だった。
酒田、鶴岡以外の配分量は東根市が4箱、天童、米沢両市がそれぞれ3箱、山形、南陽、山辺の各市町が1箱などとなっている。
厚生労働省によると、調整枠は接種対象年齢の12歳以上の接種率が8割を超えるか超えそうな自治体を対象に優先的に配る分として設けられたが、市町村への配分は都道府県に一任されている。本県の判断基準として県新型コロナワクチン接種総合企画課は「供給率が8割に達していない自治体に優先配分した」としている。
調整枠で配分された市町それぞれの最新接種率は次の通り。酒田市49.9%、鶴岡市50.7%、米沢市51.9%、天童市52.5%、東根市44.5%、南陽市68.3%、山形市59.3%、山辺町43.1%。
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