モンテディオ山形の新スタジアム計画について、天童市への建設が決定したことを受けて、新スタジアム推進事業株式会社が解散することが正式に決まりました。今後、整備基本計画が無償でモンテディオ山形に譲渡されます。
サッカーの新スタジアム構想を策定してきた「新スタジアム推進事業株式会社」は27日、山形市の山形メディアタワーで臨時株主総会を開き、解散することを決めた。今後の事業はサッカーJ2・モンテディオ山形を運営する株式会社モンテディオ山形に委ね、策定した整備基本計画を無償で譲渡する。
同社は2017年、県経営者協会、県商工会議所連合会、山形経済同友会の経済3団体が中心となって設立した。モンテディオ山形の本拠地を想定した新たなスタジアムについて、19年に県などに整備基本計画を提出したほか、関係自治体の参加を得た「山形スタジアム探究会」で議論を重ねた。
建設予定地はクラブ側の意向を最優先に選定する考えをまとめ、22年に株式会社モンテディオ山形とともに、天童市の県総合運動公園南側の特設駐車場に決めた。土地所有者の県から協力を得た上で、一定の役目を終えたとして解散し、清算することを決めた。要望に沿った整備を迅速に進めてもらうため、建設や運営に関わる概要をまとめた整備基本計画は今後の使用、改変を認める。
クラブはサッカーで使うことを基本としながらも、競技以外の利用も可能とするスタジアムの建設を目指している。
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