サッカーJ2・モンテディオ山形の新スタジアム建設について、株式会社モンテディオ山形は2025年春の着工、2027年7月の完成を目指すことが、地元紙・山形新聞で報道されました。その内容について、10月6日(金)に記者会見が行われます。
新スタジアムは、6000台が駐車可能な約12ヘクタールの面積を誇る特設駐車場に建設されることが計画されています。おとなりのユアテックスタジアム仙台の場合、スタジアム単体で約4ヘクタールの大きさがありますので、駐車場は少なくとも約2000台分、少なくなりそうです。
サッカーJ2・モンテディオ山形の本拠地に想定される新スタジアムに関し、クラブを運営する株式会社モンテディオ山形が2025年春の着工、27年7月の完成を目指していることが5日、関係者への取材で分かった。新スタジアムはサッカーをはじめとする球技専用で、J1クラブライセンスを満たす1万5千人規模になる見通し。6日に記者会見し、計画を発表する。
観客席は全席を屋根で覆う。収容人数は現施設のNDソフトスタジアム山形(2万638人)より少なくなるが、迫力あるピッチサイドシートやファミリー席、平日はシェアオフィスとして使えるロイヤルシートなどを整備する。将来的に2万人規模まで拡張可能な設計にする。建設費の調達は助成金や企業からの寄付などを含め、株式会社モンテが多角的に検討を進めているもようだ。
建設予定地は既に天童市の県総合運動公園南側の特設駐車場に決まっている。国道13号に近く、東根市の山形空港と山形市の中間地点にある立地を生かし、インバウンド(訪日客)を含めた観光客の県内周遊を促す拠点施設にもしたい考えで、周辺に観光拠点施設を整備したり、バスなどの公共交通網を構築したりする構想もあるという。
新スタジアム構想は県内経済団体が主導し、17年に同推進事業株式会社が設立された。その後、株式会社モンテが事業を引き継ぎ、当初は25年の運用開始を目指して事業を進めてきたが、新型コロナウイルス禍や物価上昇に伴うコスト増などの影響で遅れが生じていた。
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