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天童のニュース(令和5年10月7日)
(最終更新:2023年10月16日)

2023年10月7日(土) 強風の影響で収穫間近のラ・フランスが落果

画像:最高気温最高気温 18.3度 画像:最低気温最低気温 14.0度 画像:くもり天気:くもり)

 冬型の気圧配置の影響で10月6日は全県で強い風が吹き、屋根が飛ぶなどの被害がありました。天童市内では、収穫間際の特産品ラ・フランスが落下する被害が発生し、園地によっては半分以上が落ちてしまいました。今年のラ・フランスは、春先に霜の被害があって着果量が少なくなり、夏場の猛暑で実が焼けたり雨が降らないために実が大きくならなかったりと厳しい年になっていましたが、これに追い打ちをかける天災が起きてしまいました。例年の8割程度の収量になると見込まれていましたが、さらに2割程度、収量が減ってしまうようです。

さくらんぼテレビ(SAY):きのうの強風で被害 収穫間近のラ・フランス落下

 きのう吹いた強い風の影響で、県内では収穫を目前にしたラ・フランスの落果被害が確認されています。きのう県内では西寄りの非常に強い風が吹き、最大瞬間風速は酒田で26.4メートル、山形で13.4メートルを観測しました。この風の影響で、天童市の果樹農家、奥山義美(おくやま よしみ)さんの畑では、今月12日から収穫を始める予定のラ・フランスのうち、およそ100個が枝から落下しました。同様のラ・フランスの落果被害は近隣の果樹園でも複数確認されていて、奥山さんによりますと、処分するしかないということです。

奥山義美さん
悲しいもあるけれども、やっぱり自然のことなんでしょうがないかな、と。大きいの、やんばい落ちてるんで、もったいないですね。台風が来なかっただけまだ今のところいい、って考えないと…。

写真:強風で落果したラ・フランス(SAY)

(さくらんぼテレビ2023年10月7日より)

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山形テレビ(YTS):昨日の強風の影響 ラ・フランス落果被害

 きのう県内の広い範囲で風が強く吹いた影響で、収穫目前のラ・フランスに落果被害が確認されています。天童市のこちらの園地では、きのうの強風により半数近くのラ・フランスが落下しました。各JAによりますと、天童市や東根市、寒河江市などで被害が確認されていて、園地によってばらつきがあるものの、全体の1割から2割ほどが落下したということです。ラ・フランスは今月27日の販売開始基準日に合わせて、12日から収穫が始まる予定でした。

農家 滝口小一郎さん
ほんと、この時期ですよね。霜にはじまり、暑さでやられ…。

 JAなどでは、ジュースなど加工品としての受け入れを予定しています。

写真:強風でラ・フランスが落下した園地(YTS)

写真:強風で落果したラ・フランス(YTS)

(「スーパーJチャンネル YTSゴジダス」2023年10月7日より)

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山形新聞:6日の強風の影響 ラ・フランス落果 天童や大江で被害

 県内で6日に起きた強風の影響で、天童市や大江町で収穫間近のラ・フランスの落果が確認されたことが7日、JAなどへの取材で分かった。JAてんどうやJAさがえ西村山管内では、収穫見込みのうち、1割強が被害に遭ったとみられる。

 約30アールの園地で約8トンの収量を予定した渡辺利幸さん(64)=大江町本郷丁=のラ・フランスは、約2割が落果した。「6日午後に園地に行ったら一面に落ちていてあぜんとした。30年の栽培経験で最悪の被害だ。せめて残った実を無事に収穫したい」と話した。同町を含むJAさがえ西村山管内では計約100トンの落果が確認された。

 6日の最大瞬間風速は、大江町左沢で0月の観測史上1位となる22メートルを記録したほか、東根17.5メートル、山形13.4メートルなどとなった。

 今季の収穫の始期について、主産地のJAや自治体、市場関係者などでつくる県「ラ・フランス」振興協議会は、今月12日ごろと見込んでいる。

(山形新聞2023年10月8日 第18面より)

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山形テレビ(YTS):収穫目前 ラ・フランス落果被害

 最初は深刻な農業被害のニュースです。県内では、今月5日からおとといにかけて荒れた天気となりました。今月27日に販売が始まるラ・フランスも、収穫を目前に落果被害が確認されています。

 こちらは、おととい取材した天童市内の園地。こちらでは、半数以上の実が落ち、枝に残っている方が少ない状況です。各JAによりますと、今月6日に吹いた強い風の影響で、天童市や東根市、寒河江市や大江町などで落果被害が確認されていて、全体で1割から2割が被害にあったとみられています。ラ・フランスは今月12日ごろから一斉に収穫が始まる予定でした。

農家の方
ほんと、この時期ですよね。霜にはじまり、暑さでやられ…。

 こうしたなか、各JAは落果被害のあったラ・フランスについて、加工用としての受け入れを決定。JAてんどうはきょう集荷を始め、朝からひっきりなしに農家が訪れました。

農家の方
被害は6割から7割。最悪です。
農家の方
すぐ収穫とこまで来てやられるんですよ。農家の苦しみを分かってもらえますでしょうか。ほんとに。

 JAてんどうでは、きょうから3日間集荷を行う予定で、落果被害は100トンにのぼると見込んでいます。

山口輝・JAてんどう営農指導部部長
霜の被害とかもあって、なかにはもともと着果量が少ない園地もあるなかで、さらにこういう落果の被害なので、天災とはいいながらも、かなり厳しい状況にはあるかなと思います。

 県では、霜と暑さの影響から今年の予想収量を平年と比べ79%としていましたが、さらなる落ち込みも懸念されます。

写真:強風で落果したラ・フランス(YTS)

写真:ラ・フランスの落果被害にあった農家のコメント(YTS)

写真:ラ・フランスの落果被害にあった農家のコメント(YTS)

写真:強風で落果したラ・フランス(YTS)

(「スーパーJチャンネル YTSゴジダス」2023年10月9日より)

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(関連ページ)
■天童のニュース:ラ・フランス
http://www.ikechang.com/news/lafrance.html

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