毎年7月に天童ホテルを会場に開催されている「山形県広域商談会」が7月3日に開催されました。天童ホテルを全館貸し切って開催されるほどの規模のもので、単独の都道府県単位で開催されるものとしては全国最大規模の商談会です。昨年と比べると参加事業所が減少していますが、山形新幹線E8系のトラブルの影響でスケジュールが合わなくなり、急遽参加をキャンセルされたようです。
やまがた産業支援機構主催の県広域商談会が3日、天童市の天童ホテルで開かれた。県内外のメーカーや商社計457社が取引先の新規開拓を目指し、活発に商談した。
単独の都道府県単位での開催では全国最大規模だといい、37回目。県外からの参加も多く、発注企業134社(前年比12社減)、受注企業323社(同10社減)が商談に臨んだ。受注企業同士の商談の場や懇親会も用意された。
受注側は機械加工、板金、製缶、鋳造などで、県内企業が半数を占めた。頻繁に参加しているという中條工機(米沢市)の中條資郎社長は「この商談会から仕事につながったことがある。参加企業が多いので、トレンドやニーズを把握する場でもある」と話した。
発注側は東北地方を中心に関東、中部、近畿地方からメーカーなどが参加した。玉川エンジニアリング(福島県会津若松市)管理部の近藤耕次購買課長は「規模が大きく、メリットが大きい」と語った。昨年、受注に至ったのは同機構が把握するだけでも93件で、同機構経営支援部の奥山泰宏次長は「ものづくり県としての認知度が高まっていると感じる。商談の後、受注につながるようフォローしていきたい」と話した。
![]() |
今月の見出しへ... | 次の日へ...![]() |