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成生地区の地名 (最終更新:2001年2月20日)

成生(なりゅう)

 「成生」の文字をそのまま解釈すると、「物がなる、育つ」という意味があります。現在では水田や果樹、野菜などの畑が多くあって、文字どおりの様相を呈しています。平安時代後期の安元2年(1176年)には成生荘(なりゅうのしょう)と呼ばれる荘園が成立し、現在の天童市全域を治めていたとされています。

(関連ページ)
▼天童市北部の地図
http://www.ikechang.com/map_u2.htm

大清水(おおしみず)

 現在の成生小学校付近の地域です。乱川(みだれがわ)扇状地の扇端部に位置することから、多くの湧水があって綺麗な水が豊富にありました。そういう状況から「大清水」と名付けられたと考えられています。平安時代の荘園「成生庄(なりゅうのしょう)」の中心地があったところとも言われています。


小関(こせき)

 大清水地区の南東、高木地区の南側、JR奥羽本線西側の地域です。乱川(みだれがわ)扇状地の扇端部に位置することから、大清水(おおしみず)地区と同様に多くの湧水地があり、自然堰ができたことから「小関」と呼ばれたと考えられています。


高木(たかき)

 JR奥羽本線の西側、小関地区の北側に位置する地域です。乱川(みだれがわ)扇状地の扇端部に位置することから水が豊富で、一帯にケヤキの大木がたくさんあったことから名付けられたと考えられています。現在でも、この地域には多くの大木があり、ちょっと背の高い建物からでも眺めることができます。


引用:「天童の地名考」
発行日:平成9年(1997年)3月31日
発行者:天童市立旧東村山郡役所資料館


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