天童ターミナルビル「パルテ」では、成生(なりゅう)地区の若い世代が企画・開催した「ヤングフェスティバル−ガラスの10代00inTENDO」がおこなわれ、ストリートミュージシャンとして活躍している方々のライブ演奏やダンスコンテストなどが催されました。
このイベント、成生地区の地域づくりの一環として開催されたモノのようです。高校生たちの「ヤングによるヤングのための祭典を開こう」という話から始まって、自分たちの手で準備や運営をおこないました。高校生たちがメインになって企画・開催するイベントは、天童ではもしかすると初めてのことかもしれません。
最近はなにかと「若い奴らはなにを考えているかわからん」などという声があちこちから聞こえてきますが、こういったイベントを契機にして、地域の人たちと若い世代の人たちがより一層分かり合えるようになればと思います。
天童は「将棋駒のふる里」として全国的に知られています。この将棋、現在では縦横9マスの上で合計20個の駒をつかってゲームを楽しみますが、中世には将棋盤が9マスよりも大きい中将棋(縦横が12マス)、大将棋(縦横が15マス)、大々将棋(縦横が17マス)、摩訶大々将棋(縦横が19マス)そしてそれ以上の泰将棋(だいしょうぎ)などがあったことが分かっています。これら中世の将棋では、マス目が多い分だけ「猛牛」や「鳳凰」といったいまの将棋では出てこない種類の駒がたくさんあり、将棋愛好者からも大変興味深く思われています。しかし、残っている書物によってルールの解説が異なっていて、詳しいことは今ひとつ解明されていませんでした。
これを山形県立米沢女子短期大学で教授をなさっている佐々木紀一助さんがたくさんの将棋の古文書を調べて、やっとルールを解明なさったそうです。解明されたルールについては大学の授業で紹介されているようですが、ぜひ冊子の形にまとめていただいて、たくさんの人たちに広く教えていただければと思います。
- (関連ページ)
- ■新しくつくったこと(中将棋について)
- http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/~oda/tsume/chu-sho-gi.html
仙台管区気象台によると、今年の桜の開花は山形市で4月16日(金)ということでした。山形市から桜前線が北上して天童までやってくるのに2〜3日かかるでしょうから、今年は4月17日(月)ぐらいになるのではないかと思われます。人間将棋の会場となる舞鶴山で桜が咲き始めるのはそれから1週間ぐらいかかりますので、人間将棋がおこなわれる4月22日(土)4月23日(日)にちょうど咲き始める計算になりますね。ちなみに、昨年天童で桜が咲き始めたのが4月14日でした。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース(平成11年4月・第3週)
- http://www.ikechang.com/news/1999/9904j3.htm#990414
天童温泉の南側で新たな観光拠点として現在開発が進んでいる鍬ノ町(くわのまち)について、天童市役所では広く全国から愛称を募集していました。そして合計2,310点の応募の中から、大阪市泉大津市の釜下啓文さんが提案した「わくわくランド」が採用されることになりました。釜下さんには賞金10万円に加えて、鍬ノ町に観光施設をオープンする東北パイオニアとヤマコーから副賞が贈られます。
鍬ノ町には東北パイオニアがオルゴール博物館、そしてヤマコーがレストラン兼物産館を建設しています。両施設とも今年6月10日のオープンを目指して、工事は着々と進んでいます。
羽田空港では、新滑走路の完成に合わせて発着枠が57便増加されます。そのうち特別枠17便を除いた40便が既存航空会社へ配分され、今年の7月に31便、2002年に26便ふやされる予定です。そしてきのう、運輸省はそれらの具体的な配分について発表しました。それによると、日本航空(JAL)と全日空(ANA)がそれぞれ13便、日本エアシステム(JAS)が14便増加されることになるようです。
山形−東京便の廃止が問題になっている全日空には13便(今年の7月に5便、2002年に8便)が配分される予定です。全日空では、今年7月に拡大された枠については九州地方や四国地方といった需要の高い長距離路線へ配分するのではという見方がでています。山形県では知事が全日空に訪問して陳情を続けていますが、今年の7月に複数便化される見込みは薄くなってきたようです。2002年にもう一度チャンスがやってくるとはいえ、山形−東京便の今後がちょっと苦しい状況になってきたでしょうか?
航空会社名 |
一般枠の内訳 |
今年7月 |
2002年 |
日本航空(JAL) |
13 |
5 |
8 |
全日空(ANA) |
13 |
5 |
8 |
日本エアシステム(JAS) |
14 |
5 |
9 |
合計 |
40 |
15 |
25 |
※発着枠 57便(うち一般枠 40便、特別枠 17便)
- (関連ページ)
- ■羽田空港の新規発着枠の配分方式について(運輸省)
- http://www.motnet.go.jp/koho00/slot_.htm
企画展「天童の雛飾り」をおこなっている郡役所資料館(ぐんやくしょ・しりょうかん)では、昨年の「天童の雛飾り」で展示した雛人形の写真集を出版しました。48ページのカラー写真集で、合計21点の雛人形が解説付きで紹介されています。価格は1,000円で、郡役所資料館でお求めになることができます。
天童ではその昔、口紅や染料の原料となる紅花で京都や大阪と貿易をしていました。そのため、関西地方から帰ってくる舟には、京都の雛人形をはじめとした関西地方の品々がたくさん入ってきていたということです。
- お問い合わせは
- 天童市立旧東村山郡役所資料館
(てんどうしりつ・きゅうひがしむらやま・ぐんやくしょしりょうかん)
TEL 023-653-0631