地震調査研究推進本部の地震調査委員会は、山形県内陸を南北に走る「山形盆地断層帯」(大石田町〜上山市の約60キロメートル)について、今後30年以内にマグニチュード7.8程度の大地震が最大7%の確率で発生するという予測を発表しました。地震調査研究推進本部というのは、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災を教訓に、1995年(平成7年)7月に制定された「地震防災対策特別措置法」をもとにして設置された政府特別機関です。
山形県はこの発表を受けて、活断層の基礎データ調査をおこなった山形県活断層調査委員会と意見交換をおこないました。山形県活断層調査委員会は活断層を北部(大石田町〜寒河江市の22キロメートル)と南部(寒河江市〜山形市の約20キロメートル)の2つに分けましたが、地震調査委員会はそれらを1つの活断層と見なして予測をたてています。地震調査委員会は最悪の場合を考えた結果、活断層の認識が県の委員会と食い違ったと言うことのようです。いずれにしても天童市のすぐそばを通っている活断層には違いがありませんので、改めて防災袋を点検して、いつ地震が来てもいいように準備をしておく必要がありますね。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:東日本大震災・地震
- http://www.ikechang.com/news/earthquake.html
- □地震調査研究推進本部:山形盆地断層帯の評価(外部サイト)
- http://www.jishin.go.jp/main/chousa/02may_yamagata/
天童オルゴール博物館で「ARSBELスイスフェア」が5月25日(土)から始まりました。スイスはオルゴール発祥の地で、1796年(江戸時代、寛政8年)にアントワーヌ・ファーブルが発明しました。オルゴール博物館では、展示室にスイス製のオルゴールだけでなく、スイス製の時計やナイフ、風景写真などスイス全般について紹介しています。また、売店ではリュージュ社製のオルゴール約100種類、値段にして8000円から128万円までの品物を展示販売しています。7月10日(水)までおこなわれていますので、サクランボ狩りで天童に来た帰りに立ち寄っていくのもいいかもしれませんね。
- (関連ページ)
- ■天童オルゴール博物館
- http://www.ikechang.com/navi15.htm
- ■オルゴールの歴史(外部サイト)
- http://club.pep.ne.jp/~hisayoshi/history.htm
- http://www.alscher.ch/musicbox/j_history.html
- ■東北パイオニア(外部サイト)
- http://www.pioneer.co.jp/topec/
天童市議会で第5回議員定数検討委員会が開催され、「現状維持の26人とする」「現在の26人よりも削減する」の2つを併記して青柳仁士(あおやぎ・ひとし)議長に検討結果が報告されました。市議会5会派における主な主張は次のとおりです。
- <現状維持の主な意見>
- 天童市の人口が増加している
- 全国の6〜7万人都市と比較しても現状で妥当な定数である
- <定数削減の主な意見>
- ほかの市も減らしており、市民感情としては削減が求められている
- 市に対して行財政改革を求めていくには、議会が率先して行動を起こす必要がある
正直言ってわたしも「26人も議員がいるけど、一般質問でのやり取りを見ているとそんなに人数要らないかも?」と思ってしまいます。しかし、議員定数が少なくなれば、現在は各地区から議員が最低1人出ているのに場合によっては議員のいない地区ができてしまうということや、当選可能な得票数が多くなることから初参戦する人がなかなか勝てなくなり議員の世代交代が起こりにくくなる、という弊害が予想されます。議員定数については6月定例会の最終日に議員提案される見通しですが、現状維持と定数削減の2つが提案されるのか、それともいずれか一方だけが提案されるのか、これから調整が図られる可能性もあります。
- (関連ページ)
- ■天童市議会
- http://www.city.tendo.yamagata.jp/gikai/gikai.html
山寺方面にある観光果樹園の1つ、花笠観光果樹園を会場に、天童市観光果樹園連絡協議会が統一開園式を開催しました。関係者によるテープカットのあと、天童幼稚園の園児80名ほどが早稲種(わせしゅ)の「セネカ」のもぎ取りを体験しました。また、天童市麺類食堂組合とノボリ旗の交換をし、お互いに協力しあってサクランボと蕎麦(そば)を観光客に広めていくことにしました。最もおいしいとされる「佐藤錦」(サトウニシキ)は6月10日ころから旬を迎えますので、観光客のピークは6月15日(土)・6月16日(日)あたりになるかもしれませんね。
- (関連ページ)
- ■天童市の観光果樹園
- http://www.ikechang.com/fruits0.htm
天童市出身の科学映画監督・樋口源一郎さんの最新作を上映する会が、5月26日(日)に天童市立図書館で開催されました。樋口さんは旧天童町に生まれ、明治大学を卒業したのちに1938年(昭和13年)に記録映画作家となりました。今回上映された作品は「きのこの世界」という47分間の科学記録映画で、微速度撮影したキノコの進化的形態変化や胞子を飛ばして増殖する様子などが収められています。また、この作品は日本科学技術振興財団などが主催した「日本科学技術振興財団映像祭」基礎研究部門で文部科学大臣賞を受賞しています。
天童市立図書館ではこれまでにも何度か樋口さんの作品を上映してきていますが、夏休みにでも全作品まとめて上映!なんてことをしてくれると、理科離れが進んでいるといわれる小中学生も興味を持つきっかけになるかもしれませんね。
- (関連ページ)
- ■第43回(平成14年度)科学技術映像祭入選作品
- http://ppd.jsf.or.jp/shinko/pro/s-m/43/nyuusen.htm
- ■日本科学技術振興財団
- http://ppd.jsf.or.jp/shinko/