2月13日に告示、2月20日投開票がおこなわれた天童市長選挙は、現職の遠藤登(えんどう・のぼる)氏が当選を果たし、3期目に臨むこととなりました。また、合わせておこなわれた市議選補欠選挙では、新人の山口桂子(やまぐち・けいこ)氏が初当選を果たしました。
<天童市長選の開票結果>
候補者名 |
得票数 |
遠藤登(えんどう・のぼる) |
17,719 |
鈴木照一(すずき・しょういち) |
16,542 |
投票率:68.93%、無効票:346票
<天童市議会議員補欠選挙の結果>
候補者名 |
得票数 |
山口桂子(やまぐち・けいこ) |
17,110 |
東海林仁(とうかいりん・ひとし) |
12,228 |
小笠原斉昭(おがさわら・なりあき) |
3,635 |
投票率:68.88%、無効票:1609票
市長選は、中間の開票速報では両候補ともずっと同数で経過するという、まれに見る接戦となりました。そして、最後の速報で1000票近い差が発表されると、「やった〜!」という喜びの声が開票作業を見守っていた若手のグループからあがりました。過去12回の選挙戦で一度も負けたことがない「選挙の神様」の底力が、最後の最後で発揮された形となりましたが、個人的には「あまり差が開かなかったなぁ」という印象です。天童市内の主だった企業関係がすべて鈴木氏支持にまわったことが影響したのでしょうか?
また、前回・8年前の市長選で中心となって遠藤氏を推した某氏が、今回の選挙では一転して現職を批判、鈴木氏を擁立したという点がすごく不思議に感じられます。8年前の選挙では、現在の「わくわくランド」をイオングループの手で開発しようとした故・鈴木雅廣(すずき・まさひろ)氏に反対し、鍬ノ町開発を白紙に戻すことを公約とする遠藤氏を擁立しました。そして今回の選挙、自分の思惑どおりに遠藤氏が動かなかったこと、所有する鍬ノ町地内の土地を市が買い上げなかったこと、そういった諸々のことが理由となって反旗をひるがえしたのでしょうか? 選挙期間中「市長はいい人なんだけど、その周りが…」という話も耳にしましたが、やはり表向きの理由とは別に、もっと込み入った原因が実はあるのでしょうか?
- (関連ページ)
- ■鍬ノ町問題、市の民有地取得に市議会が反対 (2002.10.25)
- http://www.ikechang.com/news/2002/ne0210j4.htm#021025
- ■天童のニュース:市議会
- http://www.ikechang.com/news/news640.htm