老野森運動広場をメイン会場として、天童市春季消防演習が開催されました。消防本部の消防職員と各地区の消防団員、合計およそ1000名とポンプ車や救急車など36台の関係車両が参加しました。伊藤正雄・消防指令への消防庁長官表彰をはじめとした各種功労者への表彰が終わると、市役所前の道路で観閲式(パレード)をおこない、その後、放水訓練などをおこないました。
この日は風が強い1日だったのですが、その影響もあってか、午後から天童市西部の寺津地区から山形市仲野目地区にかけて野火火災が発生しました。たまたま午前中に消防演習があったことが幸いして、日曜日の日中にも関わらず数多くのポンプ車が現場に駆けつけたようです。山形県内の至る所で火事が発生していますので、火の取り扱いには十分に気をつけたいところです。
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- ■天童のニュース:消防
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
山形空港利用拡大推進協議会の総会が、4月15日に山形市の山形グランドホテルで開催されました。これまでの山形空港の利用拡大策は東京便に限定されたものでしたが、2005年度はすべての路線を対象とすることになりました。東京、札幌、大阪、名古屋、いずれかの路線のチケット2枚の半券を応募すると抽選で山形空港ビルのテナント利用券2000円分がプレゼントされます。この利用拡大策は2005年5月1日から6月30日までと、10月1日から来年3月31日まで続けられます。7月から9月については、山形空港ビルが独自のキャンペーンをおこなう計画があるため、適用期間から除外されています。
また、協議においては土田正剛(つちだ・せいごう)東根市長から「中型機の運航復活に取り組んで欲しい。サクランボなどの関西以西への出荷拡大につながり、斎藤弘(さいとう・ひろし)知事が力を入れている攻めの農業にも合致する」と提案しました。これに対して、池田隆・山形県土木部長は「運行会社への働きかけを強める」と回答しました。札幌、名古屋、大阪は50人乗りの小型ジェット機CRJ200で運行されているため、貨物を取り扱うことができません。また、団体客が座席を確保するのも大変なようです。東京便の複数便化もなんとか実現して欲しいところですが、サクランボの時期に1便だけでも中型機で運行して欲しい、という要望もあるようです、
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- ■天童のニュース:山形空港
- http://www.ikechang.com/news/news270.htm
- ■山形−東京便、サクランボの出荷が盛んに (2004/06.06)
- http://www.ikechang.com/news/2004/ne0406j1.htm#040606
市立保育園や市立児童館などに対する保護者からの苦情に対応するため、天童市は「第三者委員」を今年度から設置し、4月13日付けで阿部深雪(あべ・みゆき)さん(67歳)を委員に委嘱しました。これまで保護者が苦情を申し立てるには、各施設の園長や市役所に対して直接電話をするか封書などで送るしかありませんでした。しかし、子どもを預けている施設に対して苦情を言うのは難しく、実際に寄せられる苦情の件数は年間数件しかなかったそうです。ところが、保護者を対象におこなったアンケートでは「保育士の態度が目に余る」「子どものしかり方に気をつけて欲しい」「環境・衛生がよくない」といった匿名の意見が多数あったそうで、苦情を言いにくい状況が明らかとなりました。
山形県では「円滑な苦情処理体制を構築すべき」という指導を全県的におこなっているそうで、天童市はこれを受けて実施規定を設定しました。第三者委員は保護者からの苦情受付や処理に対する助言、協議への立ち会いなどを務めます。そして、匿名を条件にした苦情の場合には、責任者(福祉事務所長)と第三者委員の2名だけで協議を始めることと規定されています。第三者委員という中立的な立場の人ができたおかげで、保護者と行政との間の絆がさらに深まることを期待したいと思います。
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- ■天童のニュース:行政サービス
- http://www.ikechang.com/news/public_services.html