天童市で農業用機械の開発・製造・販売を行っている山本製作所が、山形大学院ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)の第1号企業「パウダーテクノコーポレーション」を買収したことを明らかにしました。パウダーテクノコーポレーションは資本金1200万円の企業ですが、買収に要した費用はおよそ2000万円と見られています。
パウダーテクノコーポレーションは米沢市の山形大学インキュベーションセンター内にある会社で、プラスチック発泡形成技術を食品に応用し、米粉100%のパン「ラブライス」の製造技術による商品開発や技術提供を行う企業です。山本製作所はネオフーズ部を設置して食品関連の分野にも進出しており、2004年には「白い発芽胚玄米」を商品化しています。今回の買収によって、山本製作所は食品関係の事業拡大、さらに山形大学との連携を強化が図られることになります。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:商工業
- http://www.ikechang.com/news/news150.htm
- ■山本製作所
- http://www.yamamoto-ss.co.jp/
「企業の森づくり事業」の2006年度第1回目活動が天童市貫津(ぬくづ)の古根坂山公社造林地「天童・不思議の森」で実施されました。「企業の森づくり事業」は山形県が2003年度から実施しているもので、滝の湯ホテル、東北パイオニア、山元製作所、新東京ジオ・システムの4社が山形県林業公社と協定を締結し、事業に取り組んでいます。現場の「天童・不思議の森」はジャガラモガラに向かう林道沿いにある、津山財産区が所有するおよそ13.7ヘクタールの杉林です。この日は山口元・滝の湯ホテル社長のあいさつに続いて、各企業の社員が4つの班に分かれ、雪で折れた不良木などをチェーンソーで伐採したり、秋にキノコ栽培をするほだ場の下草刈りなどを行いました。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:農業政策
- http://www.ikechang.com/news/news682.htm
- ■山形県初の「企業の森づくり事業」が天童市で開始 (2003.11.05)
- http://www.ikechang.com/news/2003/ne0311j1.htm#031105
天童市寺津地区にある寺津放課後児童クラブで、天童市教育委員会の外国語指導助手(ALT)のエリオット・シェリーさんが英語で昔話の読み聞かせを行いました。本場の英語に触れることで子どもたちの外国語への関心を引き出したいと、クラブの会長を務める大石健四郎(おおいし・けんしろう)さんが考え、絵本の英語訳をテープに吹き込んでもらう計画でした。そうしたところ、シェリーさんの協力を得ることができ、生の読み聞かせを行うことになったそうです。
この日は小学1年生から3年生の児童を前に、ジェリーさんが「桃太郎」を英語で朗読し、大石会長が日本語訳で解説しました。児童たちは「カムヒア(Come Here)」「ゴーアウェイ(Go Away)」「デリシャスピーチ(delsicious peach)」など、場面ごとに一緒に発音しながら楽しんだそうです。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:教育
- http://www.ikechang.com/news/education.html
「米づくりやまがた日本一運動本部」が、天童市小関の山形中央農業共済組合で村山地域のカメムシ対策広報キャラバン出発式を行いました。この運動本部は安孫子昴也・山形県農林水産部長が本部長を務める組織で、9月上旬まで、田んぼの草刈りやカメムシの防除を呼びかけます。昨年の村山地域における一等米の比率は88%で前年の94.7%を大きく下回りましたが、その主な原因がカメムシ被害だったと見られています。今年6月後半の調査では、平年とほぼ同じ数のカメムシが確認されています。しかし、4月から5月にかけて低温期が続いたことでいつもの年に比べてカメムシの発生が遅れているため、油断できない状態だそうです。運動本部では
- あぜ道や転作地などの草刈りは7月20日までに完了する
- カメムシを水田に追い込まないために出穂期以降、8月末までは草刈りを行わない
などの広報活動を行っていきます。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:農業政策
- http://www.ikechang.com/news/news682.htm