2階から調理室全体を眺めることができます | 各部屋に手洗所が設置されています |
天童市小関(こせき)に建設が進められていた新しい天童市学校給食センターの見学会が、7月8日と7月9日に開催されました。現在の学校給食センターは1970年(昭和45年)10月から稼動していて施設が老朽化しているということと、安全・安心な給食の提供を行うということから、新しい施設の建設が進められてきました。
新・天童市学校給食センターは敷地面積8,153平方メートル、延床面積が1階部分が1768.10平方メートル、2階部分が231.54平方メートルと、これまでよりもゆったりとしたつくりになっています。ハセップ(HACCP / Hazard Analysis Critical Control Point)の概念を採用していて、調理前の「汚染区域」と、綺麗にした食材を調理する「非汚染区域(清潔区域)」に、建物のなかを完全に分離しています。さらに、床を濡らさず乾燥状態を保つ「ドライ方式」対応の機器が整備されていて、厨房の衛生面が最優先されています。
左の写真は、準備室から調理室に入っていく通路の部分を写したものです。建物内の床は「汚染区域」「非汚染区域(清潔区域)」のレベルによって色分けされいて、その部分がどういう場所なのかが一目で分かるようになっています。また、スタッフの服装も白色や青色などと色分けされていて、誤ってほかの区域に入ってしまうことを防ぎます。 右手には手洗所がありますが、「これでもか!」というぐらいに、すべての部屋の出入り口に設置されています。手洗所には水、せっけん、アルコール消毒液の3つが出る蛇口がついています。調理室の入り口にあたる奥にはエアシャワーが設置されています。これで「非汚染区域(清潔区域)」へのほこりなどの浸入を防ぎます。
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子どもがすっぽり入るぐらいの大鍋が並んでいます | すべてドライ方式の機器が採用されています |
給食コンテナも高温蒸気で殺菌消毒されます | 食器だけでなく給食コンテナも機械洗浄されます |
新しいセンターから給食が提供されるのは、夏休み明けの8月からが予定されています。市立保育園・児童館への給食提供も検討されていて、来年2008年4月から実施されることになりそうです。
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- (関連ページ)
- ■天童のニュース:学校給食
- http://www.ikechang.com/news/news610.htm