天童市矢野目(やのめ)にある心身障害児小規模通園施設「市立のぞみ学園」と通所作業所「のぞみ光の家」の開所10周年記念式典が学園で開催され、3名のプロミュージシャンから学園のイメージソングがプレゼントされました。歌をプレゼントしたのは、シンガーソングライターで南陽市在住の須貝智郎(すがい・ともお)さん、須貝智郎さんを「師匠」とする長井市出身のAKEMIさん、ヒット曲「メモリーグラス」でご存知の堀江淳(ほりえ・じゅん)さんです。
学園ではこれまでずっと学園歌が欲しいと思っていたものの、費用の問題などからプロのミュージシャンへの依頼をあきらめていたそうです。そんななか、4年前に須貝智郎さんが学園でコンサートを行った際に「学園の歌はあるの?ないならつくろう」と問いかけ、歌のプレゼントを企画してくれたそうです。作詞は須貝智郎さんが担当し、作曲はAKEMIさんに、編曲は2006年、2007年と寒河江市の「花咲かフェア」で共演して以来交流を続けている堀江淳さんに依頼しました。学園歌は「ぼくらは地上で輝ける!」というタイトルです。記念式典に合わせて開かれた披露コンサートには、元職員や卒園生を含めたおよそ50人が集まりました。
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天童市農業協同組合が国などの補助金で建設したラ・フランスセンターとフルーツセンターの冷蔵庫を許可なく民間業者に貸し出していた問題について、天童市農業協同組合は国が県に示した対応方針に基づき、不適正に得ていた使用料収入のうち国庫補助率(50%)相当分を自主返還する方針を11月16日までに固めました。返還額はおよそ850万円と見込まれています。
今回の件については、事前に国に対して目的外使用の申請をし、承認を得てから貸し出しして、使用料収入の50%を返還していればまったく問題はありませんでした。しかし、このような手続きを踏まえずに無断で賃貸し、今年3月に行われた山形県の会計監査で指摘されるまで不正に収入を得ていたことが問題となっていました。山形県は東北農政局と対応について協議を重ねてきたところ、
- 天童市農業協同組合が顛末書を提出すること
- これまで不適正な賃貸借契約で得た使用料収入について、国庫補助率相当分(50%)を自主返還すること
の2つを対応することによって、これまでの使用について事後承認する方向性が示されたそうです。ラ・フランスセンターとフルーツセンターの賃貸借料などを合計すると、不適正な使用料収入は1500万円程度にのぼるそうです。自主返還額は、この金額の50%に延滞金を加えたおよそ850万円になる見込みです。天童市農業協同組合では事後承認を得るための申請手続きの準備を進め、年内中に積算額を確定する予定です。
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JR天童駅の1階にある天童市将棋資料館で、企画展「天童駒とタイトル戦展」が始まりました。天童産の将棋駒がタイトル戦で使われたのは、中原誠・名人対米長邦雄・八段で1979年(昭和54年)に行われた第37期名人戦が一番最初です。企画展ではこの際の将棋駒をはじめとして、女流戦を含めた数々のタイトル戦で使われた盛上駒(もりあげこま)や将棋盤、扇子などおよそ20点が展示されています。この企画展は11月15日から2008年(平成20年)1月8日まで開催されています。
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北方領土返還要求県民大会が天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で開催されました。これは、阿部信矢・山形県議会議長が会長を務めている山形県北方領土返還促進協議会などが、北方四島(歯舞、色丹、国後、択捉)の早期返還に向けて、山形県民の理解を深めようと毎年開催しているものです。県内各地から集まったおよそ200名の参加者は、1日も早い返還実現を目指して粘り強く運動を進めるとする大会宣言を採択しました。
大会では、阿部会長が「多くの県民、特に若い世代から積極的に運動に参加してもらい、1日も早い返還実現と平和条約の締結を呼びかけていこう」とあいさつした後、最上徳内記念館長の高宮宏平さんの講話に続いて、前・国士舘大学大学院客員教授の飯田健一氏が「『どうなる日ロ関係』〜プーチン政権と北方領土」と題して記念講演を行いました。飯田氏は、日ロ関係の行き詰まりの背景について、世界のエネルギー事情の激変でロシア経済が成長し、強腰の外交姿勢に変わってきていることや、強いロシアを目指すプーチン政権の体質にあると指摘し、「日本政府は焦って妥協策に走るべきではない。これからロシアとどう付き合っていくかを戦略的に立て直す時期」と語りました。
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全国健康福祉際「ねんりんぴっく茨城2007」の民謡種目で、天童市の民謡団体「凰菁会」会主の石山恒治さん(74歳)が最優秀賞と高齢者賞を獲得しました。この種目で山形県人が最優秀賞に輝いたのは、石山さんが初めてです。民謡種目は11月11日に茨城県小美玉市の小川文化センターで開催されました。石山さんは山形県民謡振興会の推薦を受けて山形県代表として出場し、荒木周広さん(東根市)の尺八と安達昭雄さん(東根市)の掛け声に合わせて「山寺石切唄」を披露しました。鉢巻に腹巻き、ももひき姿で披露した石山さんに対して会場からは大きな拍手があがり、「三位ぐらいまで入れれば」と思っていたそうですが、最優秀賞と聞いて「びっくりしたし、うれしかった」と、その時の喜びを11月12日に山形県民謡振興会長の本間和夫・山形放送取締役報道制作局長を訪れた際に語っています。
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天童王将ライオンズクラブが、11月11日に天童市勤労青少年ホームで「コンコルド型立体たこ作り教室」を開催しました。会場には小学生とその保護者およそ75名が集まり、障子紙や強化プラスチック製の農業用支柱、ゴムひもなどを使い、少しの風でもよくあがるよう立体的な工夫が施された創作だこ作りに挑戦しました。そして、完成したあとにはそれぞれ色を塗り、天童中部小学校のグラウンドでたこ揚げを楽しみました。
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