高擶地域の多くの玄関先に灯篭が作られました |
天童市南部の高擶地域(たかだま)で「高擶の雪灯り(あかり)」が1月20日の夜に開催されました。これは、各家庭の玄関先などに雪灯篭(とうろう)を作ってろうそくを灯すイベントです。2年前に地域の青壮年有志らが中心となってはじめた際はおよそ200軒の参加でしたが、2年目は約350軒に増え、3年目の今年は高擶地区町内会と高擶地区分館連絡協議会が主催し、全地域およそ1100世帯に参加を呼びかけました。
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このうち、清池(しょうげ)、長岡(ながおか)、芳賀(はが)の通称「三字(さんあざ)」地区では、地元の竹材店の協力を得て、文字をくり抜いた竹にろうそくを灯す創作竹灯篭が準備され、実費で販売されました。また、ろうそくの明かりには、開山1300年を迎える鈴立山若松寺(れいりゅうざんじゃくしょうじ)から「不滅の法灯」が昨年に引き続いて分灯されました。分灯会場の1つ、長岡南部公民館前では地域の主婦らが手作りした甘酒や玉こんにゃくなどが、別の分灯会場の堀端公民館前では大根煮が振舞われました。
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- ■天童のニュース:まちの様子
- http://www.ikechang.com/news/news1.htm
- ■鈴立山若松寺(若松観音)の紹介
- http://www.ikechang.com/navi3.htm
天童市南部の高擶(たかだま)地区で、地域のお宝を読み札にした「ふるさとかるた」が作られました。これは高擶地域づくり委員会が地区民から公募した「高擶の宝」を
高擶地区は600年ほど前に、高擶城の城下町として栄え、板塀や堀をめぐらしたような道路の形など、中世をしのばせる景観の史跡がいまでも数多く残る地域で、地域づくり委員会を中心として観光資源を生かしたまちおこしやごみ減量化運動といった積極的な地域活動も展開されています。こうした、高擶が誇れる「宝」
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- ■天童のニュース:ボランティア・各種団体
- http://www.ikechang.com/news/news160.htm
新天童病院に併設して建設する計画だった天童市健康センター(仮称)について、天童市はこれまでの計画を変更して、新たに隣接地を購入して整備したいと1月18日に市議会側に打診しました。しかし、すでに基本計画・実施計画の発注も終わっていることや事業費が2億円近く増えることなどから、議会全会派で変更案の白紙撤回を遠藤登(えんどう・のぼる)天童市長に求めました。
<天童市健康センターの建設計画変更の理由>
- 公営企業債で整備した病院敷地内に、健康センターを整備するのはなじまないと山形県から指摘を受けた
- 特定健診・特定保健指導の義務付けにより来所者数の大幅な増加が見込まれる
- 新病院との配置の関係で、建築基準法の斜線制限により建物の設計・レイアウトなどに制約が出る
- 病院と共用になる駐車スペースが足りない
当初計画は、鉄筋コンクリート造りで延べ床面積およそ2500平方メートルの建物が、新病院の敷地内に総事業費およそ7億7000万円で建設される内容でした。変更計画では、道路を隔てて新病院の西側に隣接する土地およそ6100平方メートルを買収し、センターをここに建設するものになっています。これによって総事業費は2億円近く増大するほか、オープンが当初予定の2009年度から1年近くずれ込むことになってしまいます。市議らからは
- 前々から分かっていた問題ばかりで、設計発注後の変更は理解できない
- 新たに土地を求めて整備する理由が見当たらない
- よく検討しないで建設構想を議会に説明してきたのか
といった厳しい意見が出されました。市では3月定例会に建設工事の関連予算を計上する予定でしたが、今後どのように対応するのか厳しい状況になりそうです。
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- ■天童のニュース:市立天童病院
- http://www.ikechang.com/news/news680.htm
北村山3市1町(村山市、東根市、尾花沢市、大石田町)の首長と斎藤弘(さいとう・ひろし)山形県知事が地域の課題について話し合う意見交換会が、1月17日に山形県村山総合支庁北庁舎で開催されました。ほかの地域で開催されているのとおなじように、話し合いは広域合併に関するものが中心となったようですが、先に示されている北村山4市町に河北町を加えた山形県の合併枠組みに対して、いずれの首長からも広域合併は天童市と河北町を含めた形で推し進めるべきとの意見が出されました。
これに対して、斎藤知事は「4首長の思いを踏まえて天童、河北の両首長にも声掛けする。再度、話し合う場をセッティングしたい。」とし、今年度内に6市町の首長が一堂に会して広域合併について話し合うことになりそうです。
<広域合併に対する北村山の各首長の考え方>
- 小野紀男(おの・のりお)尾花沢市長、阿部孝義(あべ・たかよし)大石田町長
- 北村山4市町に天童、河北を加えて話し合う必要がある。
- 佐藤清(さとう・きよし)村山市長
- ごみ処理などの東根市外二市一町共立衛生処理組合では天童市を含め運営している。天童、河北両市町を入れた特例市を目指す方向で進めるべきだ。
- 土田正剛(つちだ・せいごう)東根市長
- 市民6000人対象のアンケートでは、天童市を含めて合併を考えている市民も多く、市民の意見や考えを無視できない。天童市、河北町を加えて進めるべきだ。
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- ■天童のニュース:広域合併(周辺市町の動き)
- http://www.ikechang.com/news/news720.htm
山形県交通政策課は1月15日、2007年における山形空港と庄内空港の利用状況を発表しました。これによると、山形−東京便は日本航空が復活運行を始めてから過去最高となる62,983人(前年比33.1%アップ)の利用者数があったそうです。2006年4月にダイヤが改正され、ビジネス利用が落ち込む中、山形県は首都圏や羽田空港乗り継ぎで利便性が高い西日本方面でのPR活動に力を入れてきました。その結果、利用客のうち52%が団体客となり、それまでのビジネス路線から観光路線へと特徴を変えることに成功しました。
しかしながら、庄内−札幌便が運休してしまったように、全国的には観光路線は運休が相次いでいます。路線維持には個人客をいかに増やすかが課題となっていることから、山形県の担当者は「観光PRを引き続き展開していくが、個人需要の掘り起こしにも力を入れ、年間を通じた搭乗率アップにつなげていきたい」とコメントしています。
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- ■天童のニュース:山形−東京便廃止問題
- http://www.ikechang.com/news/news2.htm
将軍家献上寒中挽き抜きそば賞味会が天童温泉「ほほえみの宿 滝の湯」で開催されました。これは天童市麺類食堂組合(矢萩長兵衛・組合長)と天童商工会議所観光部会(伊藤彰・部会長)が主催したもので、江戸時代、天童織田藩が徳川家にそばを献上していた故事にならって行われているものです。この日はおよそ600人がイベントに参加し、田麦野(たむぎの)地域で栽培したそば「でわかおり」を使ったそばおよそ1200食が振る舞われました。
寒中挽き抜きそば(かんちゅうひきぬきそば)は、秋に収穫した新そばを、1年のうちで一番おいしいとされる寒中に玄そばのまま石臼で挽き、ふるいでそば殻を取り除いたもので、色が白っぽいのが特徴です。今年はノボリ旗をたてた市内約20軒のお店で、1月16日から2月末日までの期間限定で提供されます。
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- ■天童のニュース:観光キャンペーン
- http://www.ikechang.com/news/news930.htm