明治大学農学部の学生が、サクランボ収穫などを体験するファームステイで天童市を訪れています。この取り組みは明治大学農学部農業経済学科の選択科目の一環として行われているもので、天童市では13年前から大町サクランボ生産組合が学生たちを受け入れています。今年は2年生12名、4年生1名、大学院生1名の合計14名が、6月25日から7月1日まで7軒の農家に分かれて滞在し、毎朝4時30分ごろからサクランボの収穫をしたり、選果や箱詰め作業に取り組んでいます。茨城県出身の大木浅未さん(おおき・あさみ / 19歳)は「品質によって出荷先を変えるなど、経営的な戦略があることに感心した」、東京都出身の山中麻未さん(やまなか・まみ / 19歳)は「手間暇かけて出荷しているのを見て、高価であることに納得した」とコメントしています。
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- ■天童のニュース:サクランボ
- http://www.ikechang.com/news/cherry.html
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サッカーJ2の第23節、モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で首位を独走するサンフレッチェ広島と対戦し、2対1の逆転勝ちを収めました。ベガルタ仙台との「みちのくダービー」以後のアウェイ2連戦は残念ながら1敗1分でしたが、今季のホームでの不敗神話はこれで10まで伸びました。ホームでは負けません! 勝ち点は38から41に増え、順位は第2位をキープ、第3位のセレッソ大阪との勝ち点差は2から3に広がりました。 |
この日は朝から雨が降ったり止んだりで何時ごろにスタジアムに行こうか迷っていましたが、時間が経つにつれて雨の量も増えてきて、午後3時過ぎからはザーザー振りになってしまいました。「みちのくダービー」を機に興味を持った人たちがわたしの周りにもたくさんいるのですが、この雨で断念してしまった人もいたようです。
しかし、そんな中でも4,948名もの人たちがスタジアムに駆けつけました。「山形県内学生無料招待デー」として、いつもの小中高生だけではなく大学・大学院・短大・専門学校の学生も無料で観戦できたことがよかったようです。キックオフ30分前ぐらいにスタジアムに着きましたが、無料チケットを求めて多くの人たちが列をつくっていました。また、この日は岩手・宮城内陸地震災害義援金の募金活動が行われ、中央広場の特設テントでモンテディオ山形の選手とディーオが協力を呼びかけました。
試合開始30分前でもガラガラ…。大雨のため、時間ギリギリにやって来る人たちが多かったようでした。 |
キックオフ前のイベントとして、民俗文化サークル・四方山会(よもやまかい)が花笠踊りを披露しました。 |
試合は前半5分にフリーキックを直接決められ0対1となってしまうと、サンフレッチェ広島のペースで試合が進み、スタジアムには重々しい雰囲気が漂ってしまいました。しかし、前半終了間際にFW長谷川悠(はせがわ・ゆう)選手がヘディングシュートを決めて同点に追いつくと、後半からはFW財前宣之(ざいぜん・のぶゆき)選手に代わってMF宮崎光平(みやざき・こうへい)選手が登場し、今度は一転してモンテディオ山形のペースになりました。
そして後半30分、MF北村知隆(きたむら・ともたか)選手に代わってFW豊田陽平(とよだ・ようへい)選手が登場すると、スタジアムは興奮のるつぼに! 長谷川選手と豊田選手のツートップは、誰もが待ち望んでいた光景です。後半38分、石川選手から豊田選手へのクロスボールが流れたところで再びFW長谷川選手がゴールを決めると、バックスタンドに近づきつつ天を仰ぎながらガッツポーズ! 長谷川選手の奮闘と成長ぶりに思わず涙が出そうに…。でも、わたしだけではなかったようで、周りにいた人たちも口々におなじことを言っていました。その後、モンテディオ山形はそのまま逃げ切り、2対1で首位・広島を相手に逆転勝ちをおさめました。試合終了後、この日も海保宣生(かいほ・のぶお)理事長が家路につくファン1人1人に声をかけていて、小さい子どもたちにシベールのラスクをプレゼントしたりしていました。
試合の様子はこの日の夜、テレビ朝日系「やべっちFC」でも放送されました。J1と比べてJ2はなかなか全国放送では取り上げてもらえないのですが、これからは地元だけではなく在京のテレビ局からも注目されそうです。
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(写真左) 大雨のなか応援に駆けつけた人たちにこたえるかのように、ハーフタイムにはディーオが傘を差しながらスタジアムを1周しました。 (写真右) 試合終了後には、正門前でファン1人1人をお見送りをしていました。抱き合ったり、握手をしたり、みなさんこの日の勝利をとても喜んでいました。 |
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- ■天童のニュース:モンテディオ山形
- http://www.ikechang.com/news/montedio.html
- ■モンテディオ山形:サンフレッチェ広島戦フォトギャラリー(外部サイト)
- http://www.montedio.or.jp/photo/photo_l0823.htm
天童市出身の三沢樹知(みさわ・なち)選手がキャプテンを務める北京オリンピック・女子新体操日本代表のメンバーが、山形市総合スポーツセンターで北京オリンピック出場壮行演技会に臨みました。メンバーらは6月24日から山形市総合スポーツセンターで強化合宿を続けていましたが、最終日となるこの日、最後の仕上げとして、一般公開でオリンピック用の演技を披露しました。三沢樹知選手(18歳)は「たくさんの方が見に来てくれてオリンピックに向けいい練習になった。北京では日本の風を吹かせ、(目標の)5位入賞に近づけるよう頑張りたい」と抱負を語りました。
演技終了後には、日本代表メンバーにベニバナの花束がプレゼントされたほか、日の丸の寄せ書きも手渡されました。日本代表チームはこのあとイスラエルとブルガリアで開かれる国際大会に出場し、8月14日に中国入りする予定です。
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- ■オリンピック女子新体操団体、三沢樹知選手らが合宿をスタート (2008.06.24)
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0806j5.html#080624
- ■天童のニュース:スポーツ全般
- http://www.ikechang.com/news/news890.htm
天童市寺津地区出身のアマチュアボウラー・大石奈緒さん(21歳)が、6月10日(火)から台湾で行われた「東アジア・パシフィック選手権」に全日本メンバーとして出場しました。初めての国際大会でしたが、2人で戦う「ダブルス」で3位、5人で戦う「ファイブメン」で3位入賞を果たしました。その大石さんにNHK山形放送局がインタビューし、6月27日(金)の「やまがたニュースアイ」で放送されました。
<大石奈緒さんのインタビューの様子>
- チームで戦う難しさについて
- チーム戦なので、なんというか責任感がすごい。イージーミスは絶対できない。チームのためにがんばりたいという気持ちが強すぎて「力が入ってしまっているよ」と言われたりしたので、いい意味でリラックスをして、集中をして、めいいっぱい、せいいっぱい、力いっぱい投げられるような投球というのも(勉強になった)。また、個人戦とは気持ちの面で変わってくるので、そういうときに自分の気持ちをどうやってコントロールするかというのも今回勉強になった。
- 日本代表の責任感について
- 行きたくても行けない選手がいる中でわたしが出られている訳で、責任感もあるけれども、自分自身が後悔してしまうような内容は日本の選手にも他の選手にも申し訳ないなぁと思ったので、「いっしょうけんめいがんばってこの結果でした!」って言えるようにしようと思って、やれることは全部やってきた。
- 悔しかったことについて
- メダルを取りに行って「金」を取れなかったというのが悔しかった。
- 一番悔しかったのは?
- 全部です(苦笑) 欲を言えば。個人戦は今回、女子は6人で行ったけれども、6人中だれかが、わたしでなくても日本の誰かが上位に行けばと思ったので、代わりにがんばってくれればという気持ちで応援していたけれども、チーム戦になると、例えば5人チームだったら日本は1つしか、わたしたちしかいないので、そういう責任感とか「メダルも金が取りたかったねぇ」って話してました。男子でダブルス戦で「金」を取ってくれた選手がいたので、そのときに応援してたが、ダブルスなんで2対2の対戦なんですが、ずっと応援していて、テンフレーム勝負でストライクが来ないと負けるという場面でストライクが出て勝って、みんなでよかったぁ〜て。うれしかったです。日本の代表選手で行くとなると、自分のことのようによろこべる。代わりにがんばってくれた、と思って。すごい感動でした。国旗を上にあげていくので、優勝のところと2位・3位という国旗が並ぶのが、優勝のところが一番上に日の丸を出して、優勝のチームが国家を流すので、今回は嬉しかった。
- 日本代表への思いについて
- まだ、自分の目標を達成できてないというか、まだここで終われないかなぁという気持ちがあるので、もうちょっとナショナルチームでいたい。
- そのために必要なことはどんなことですか?
- なんでも今の自分に満足しないことじゃないかと思う。もっと上を見て、どんどん自分のレベルを上げていけるようにしていくことが大事だと思う。
大石奈緒さんは、7月2日に日本を出発して香港に向かい、アジア選手権で金メダルを目指します。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:ボウリング(大石奈緒)
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- ■天童のニュース:いろんな人々
- http://www.ikechang.com/news/news170.htm
山形地区救急医療対策協議会の20年度の総会が6月25日に山形市の村山総合支庁で開催されました。この協議会は山形市、天童市、上山市、山辺町、中山町の3市2町の医療機関、消防、警察、行政の代表者などで構成されているもので、会議にはおよそ50名が参加しました。2007年の救急出動は前年比496件増の11,511件で、急病によるものが7,089件(前年比420件増)、全体のおよそ6割を占めました。しかし、緊急性を要しない119番通報も少なくなく、それらのほとんどが年配の方からのものだったそうです。救急車をタクシー代わりに利用する問題が全国ニュースで取り上げられていますが、天童市においても増加傾向にあるようです。
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- ■天童のニュース:消防・防災
- http://www.ikechang.com/news/news686.htm
天童市出身の三沢樹知(みさわ・なち)選手がキャプテンを務める北京オリンピック・女子新体操日本代表のメンバーが、山形市総合スポーツセンターでの合宿をはじめました。三沢樹知選手(18歳)は山形県立山形北高校出身で、現在は東京女子体育大学1年です。合宿は6月6日の代表選考会で選ばれた6名に地元の小学生なども参加して行われ、初日は入念な準備体操のあとに新しい演技のタイミングの確認などが行われました。三沢選手は「今回の合宿では、演技の質を高めることが目標。支えてくれる人の期待に応えられるよう頑張りたい」とコメントしています。
合宿最終日の6月28日(土)には、午後2時から山形市総合スポーツセンターで公開演技会が開催されます。入場無料のせっかくの機会ですので、みなさん足を運んでみてはいかがでしょうか?
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- ■天童のニュース:スポーツ全般
- http://www.ikechang.com/news/news890.htm
市川昭男(いちかわ・あきお)山形市長は、6月23日の定例記者会見で記者からの質問に答え、広域合併に対する積極的な姿勢をあらためて表明しました。
- 広域合併について
- 上山、山辺、中山との2市2町での合併協議は一度破談になったが、(将来的に)合併が必要だとの認識は同じととらえている。方法論、時期について意見を交換したい。
- 意見交換会について
- 7月中に3市2町で何らかの形で合併について語り合う場を設けたい。
- 合併の時期について
- 新合併特例法の期限内にできればそれに越したことはないだろうが、合意がなければできないことなので、時期にこだわる考えはない。
これまでの山形市長の発言をみてみると、山形広域の合併は天童市なしではあり得ない、という考えのようです。天童市に対しては、北村山の各首長からもラブコールが送られています。病気療養中で市長不在の天童市に、大きな課題が持ち上がってきました…。
- (関連ページ)
- ■天童のニュース:広域合併(周辺市町の動き)
- http://www.ikechang.com/news/news720.htm
- ■意見交換に対する武田貞夫・天童市副市長のコメント
- http://www.ikechang.com/news/2008/news0806j4.html#080618